Core i7-870とGeForce GT 330を搭載
IdeaCentre K320は、基本性能が高いこともウリの一つだ。今回試用した上位モデルでは、CPUとして、動作クロック2.93GHzのCore i7-870を採用(下位モデルの30192UJではCore i5-760を搭載)している。
Core i7-870は、クアッドコアCPUで、一つのコアで2つのスレッドを同時に実行できるハイパー・スレッディングテクノロジーをサポートしているため、最大8つまでのスレッドを同時に実行できる。
また、熱や電力などに余裕があるときに、自動的に動作クロックをオーバークロックするターボ・ブーストにも対応しており、高いパフォーマンスを誇る。ターボ・ブーストでは最大3.6GHzまでクロックが向上する。
メモリーは、標準で2GB×3の合計6GB実装されている。コンシューマー向け製品では、標準実装メモリーは4GBが主流だが、IdeaCenter K320では、標準で6GBもの大容量メモリーを搭載しているので、複数のアプリケーションを同時に開いても非常に快適だ。
なお、マザーボードにはDIMMスロットが4基用意されているため、DIMMスロットが1基空いている。この空きDIMMスロットに2GB DIMMを装着することで、最大8GBまでメモリーを増設できる。
HDD容量は1TBで、3.5インチ7200rpmドライブを採用。Core i7は、グラフィックス機能を統合したCPUだが、IdeaCenter K320ではCPU内蔵グラフィックス機能は使わず、NVIDIAのGeForce GT 330搭載ビデオカードを採用している。
GeForce GT 330は、NVIDIAのGPUラインナップの中ではローエンドとなる製品だが、CPU内蔵グラフィックス機能に比べれば、描画性能は格段に高い。
光学ドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSは、Windows 7 Home Premium 64bit版がプリインストールされている。
キーボードやマウスも使いやすい
付属キーボードは、PS/2経由で接続する一般的なキーボードで、Lenovo H320に付属しているものとデザインは同じだ。
キーピッチは約19mmで、キーストロークは約3mmと余裕があり、手の大きな男性でも快適にタイピングが可能だ。なお、キーボードの右上には、オレンジ色のLVTキーが用意されているが、これは、Lenovo独自のキーで、LVTソフトウェアが導入されているマシンのみ有効になる。IdeaCentre K320には、LVTソフトウェアが導入されているので、LVTキーが有効になっている。
キー配列は標準的で、キーボードの刻印も見やすいので、タイピングしやすい。マウスは、USB接続のホイール付き光学式マウスが付属する。こちらもLenovo H320に付属するものと同じだ。
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