GALAXY SはiPhone 4やXperiaを超えるか!?
端末個別の紹介はまずはGALAXY Sから。
やっぱり注目は有機ELディスプレイ
GALAXY Sの特徴はやはり4型のSUPER AMOREDと呼ばれる有機ELディスプレイ(480×800ドット)。高精細で鮮明な、屋外の太陽光の下でも画面が見やすいのが特徴である。もちろんマルチタッチ対応で、かつ静電式パネルのため、タッチ操作は軽快で快適だ。ブラウザはFlash Player 10.1に対応しているため、iPhoneでは見られないウェブサイトのFlash動画をスムーズに再生・閲覧できる。
GALAXY Sの独自機能としてはユーザーインターフェイスに「Touch Wiz UI」を搭載し、ホーム画面にmixiやTwitterなどのSNSの日記やコメントをまとめて確認できる「SNS browser」が用意される。これはXperiaの「Timescape」というよりウィジェット的な使い方になる。ほかにホーム画面からそのままSNSに投稿が可能な「Days」や、サムスン独自のアプリマーケット「SAMSUNG App」のアイコンも用意されていた。
DLNA対応によりLAN経由でコンテンツ再生
ハードウェアのスペック面では、まずはHDムービー(720p)の撮影が可能な5Mカメラ(有効画素数500万画素CMOS/AF対応)を搭載し、HD動画の再生も可能だ。16GBの内蔵メモリを搭載していることに加え、外部メモリはmicroSDHC(最大32GB)を使えるため、長時間/大容量の動画の撮影でも保存容量の心配がない。
またTV出力機能や、AllShareというプリインストールアプリを使うことでDLNAによりネットワーク経由のコンテンツ再生に対応している(ただしDLNAの対応機器は最新のソニー「BRAVIA」など一部)。
通信規格はBluetooth3.0+EDR、無線LANはIEEE802.11b/g/n、3G通信は下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps。グローバル端末なので、もちろん3G+GSMの海外ローミングにも対応している。
Swype非対応がちょっと残念な日本語キーボード
プリインストールしているアプリも数多く、Layar社のARブラウザはゼンリンのデータを基に飲食店などの店舗情報や、カメラを向けた先にどんな店舗があるのかがわかる仕組み。EvernoteやThinkFree Officeなど仕事に役立つアプリもある。
文字入力はSamsung日本語キーボード。QWERTYキーでの入力はスムーズだ。Swypeという画面をなぞりながら文字入力をする独自機能もあるが、こちらは日本語入力には対応していない(Swype自体はアメリカのSwype社が開発を行なっており、日本語への対応を進めているという情報もある)。Android端末なので、他の日本語入力プログラムを別途追加することももちろん可能である。
サイズ的にはiPhone対抗か
サイズは約122×64×9.9mm、重さは約118g。サイズ的にはまさにiPhone対抗モデルという印象だ。連続待受時間は約510時間、連続通話時間は約380分。バッテリーは裏蓋を外して交換が可能だ。
後述するGALAXY Tabにはあるインカメラは非搭載。またワンセグやおサイフケータイには対応しないが、次に発表する冬ケータイの中には5台のスマートフォンがあり、ワンセグやおサイフケータイが含まれると発表しているので、通常のケータイから機種変更を考えている人はそちらが発表されてから悩んでもいいだろう。