背面液晶モニターは3.5型ワイドで約46万ドットの解像度を持っている。さらにタッチパネルになっており、撮影モードの切り替えなどは画面をタッチすることで行なう。画面のコントラストもそこそこあり、操作切り替えのアイコンは良く見えるしタッチに対しての反応もいい。
撮影モードの変更もこのタッチ画面上左上隅のアイコンをタッチして行なう。撮影モードは「EXR AUTO/AUTO/タッチショット/SP(シーンポジション)/ぐるっとパノラマ/マニュアル/動画」と8種類のアイコンから選択するようになるが、「EXR AUTO」に関してはさらに下層に「HR(高解像度優先)/SN(高感度低ノイズ優先)/DR(ダイナミックレンジ優先)」のモード切替が隠れている。
「EXR AUTO」の画質の違い
ダイナミックレンジ優先でのDレンジの違い
フィルムシミュレーション
今回、Z800に新たに加わった機能として「ぐるっとパノラマ360」という撮影モードがある。これまでにも「ぐるっとパノラマ」というパノラマ撮影ができる機種は同社の「HS10」などがあったが、Z800ではそのパノラマ撮影の機能が360度円周方向でできるようになっている。
三脚などを使用するとやりやすくなるが、手持ちの撮影でも数回試せば結構うまく写せるようになった。気をつけなければならないのは、撮影スタート時点の露出でAEロックがかかる点。輝度差のある風景などではある程度基準露出になりそうなポイントから撮影を始めるといいだろう。