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富士フイルムのコンパクトな高倍率ズームデジカメ

18倍ズームを持ち歩け!「FinePix S2800HD」

2010年08月11日 12時00分更新

文● 小林伸

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「FinePix S2800HD」(実売価格3万円前後)

「FinePix S2800HD」(実売価格3万円前後)。外観は従来機とあまり変わっていない

 富士フイルムの「FinePix S2800HD」(以下S2800)は、今年2月に発売された「FinePix S2500HD」(以下S2500)の後継機にあたる。さらにさかのぼって「FinePix S1500」(以下S1500)が昨年の8月発売だったので、このシリーズはちょうど半年ずつのタイミングでモデルチェンジを繰り返してきている。

 同シリーズの特徴でもある光学高倍率ズームレンズは28-504mm(35mmフィルム換算)の光学18倍ズームが可能。デジタルズームは最大で約6.7倍となっているので光学ズームとあわせて最大で約120.6倍まで画像を大きく写すことができる。

 手ブレ補正機能はCCDシフト方式を採用。しかし光学ズームを望遠端にしたときの504mm相当時では補正機能があったとしてもシャッタースピードは速めになるように気をつけないと手ブレの危険性はあるだろう。

 最短撮影距離は標準では広角側約40cm、望遠側約2.5mとなっており、マクロ撮影時の最短撮影距離は広角側約5cm、望遠側1.8mでそれぞれレンズ先端からの距離となっている。さらにスーパーマクロ設定時には広角端でのみ可能で約2cmまでの接写が可能である。

広角(左)の時点で奥行きは81.4mmだが、望遠(右)にするとさらに伸びる

広角端28mm相当と望遠端504mm相当での画角の違い。湿地の中央に咲いていた花をコレだけ大きく撮影することができた。望遠端では画像は結構あまい感じになるのであとから少しシャープネスをかけたほうがいいだろう

 ボディは形状的に目立った変更はされていない。本体サイズは幅110.2×奥行き81.4×高さ73.4mmで、同社によると光学18倍ズーム搭載のデジカメでは世界最小だという。

本体前面(左)と背面(右)。背面液晶モニターは3型(約23万ドット)で、0.2型の液晶ファインダー(約20万ドット)も装備する

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