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| 今回は、四原色パネルを採用したシャープのクアトロンの魅力に迫る |
三原色から四原色へ、次世代液晶は多原色に
今年の薄型テレビはとにかく話題が途切れない。地上アナログ放送終了まで1年を切り、世帯普及率100%に向けたラストスパートが始まっていることもあるが、「LEDバックライト」や「3D」といったスペックも話題になっている。
今回取り上げるシャープの「LC-52LX3」(実売価格38万円前後)も、3Dテレビ同様に、大きな注目を集めそうな製品。その最大の特徴は新開発の四原色技術「クアトロン」だ。
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| クアトロンシリーズのハイグレードモデル「LC-52LX3」。直下型LEDバックライトを搭載した2Dモデル |
クアトロンは、これまで赤/緑/青の三原色で構成してきた液晶テレビのカラーフィルターに黄色を加え、4つ(赤/緑/青/黄)のサブピクセルで色彩を表現していく、かつてない方式。
名称は、イタリア語で“4”を示す「クアットロ」(quattro)に英語で“電子”を意味する「エレクトロン」(electron)を加えた造語。同社の四原色技術の象徴として使われている。直感的で分かりやすい愛称だ。
ただ4色にすればいい──そんな単純な話じゃない
四原色になれば、従来の三原色より多彩な色彩表現が可能になるハズ。そう考える読者は多いだろう。しかし、四原色技術は、単純にそれまでの画素をRGBの3分割からRGB+Yの4分割にすれば誰でもできる、というほど簡単なものではない。
その下地となったのが同社が昨年発表した「UV2A」技術である。これにより、画素構造がシンプルになり、開口率(バックライトの光が液晶を透過する割合)を高くできた。1画素あたりのサブピクセル数が増えれば、画素を区切るスリッドの分だけ、明るさが落ちてしまうが、UV2Aパネルにより、十分な明るさとコントラストを維持しながら、RGB+Yの四原色パネルが実現できた。
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| 発表会の技術展示。従来の三原色カラーフィルター採用のパネル(左)と四原色パネル(右)。右下に色素の配置図がある | 液晶分子の動きをきめ細かく制御することで、リブ・スリッドを減らし、高開口率、高速応答性、高コントラストを実現した「UV2A」技術 |
この新開発パネルは、同時発表の3Dテレビ「LV3シリーズ」にも採用されている。LX3は従来のLXシリーズ同様直下型のLEDバックライトを使用しているが、四原色パネルにエッジライト型LEDを組み合わせ、薄型のスタイリッシュデザインを実現した「XF3シリーズ」も登場している。
この3つが、新しい「AQUOSクアトロン」シリーズのラインナップとなっている。
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