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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」第38回

3Dとゲームに夢中になる喜びをあなたにも!!

ゲーマーのための極上テレビ「REGZA 26ZP2」(後編)

2011年07月21日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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「REGZA 26ZP2」。実売価格は13万円前後 「REGZA 26ZP2」。実売価格は13万円前後

 前回は「REGZA 26ZP2」の2D画質についてお伝えしたが、今回は本機の特徴である3D映像とゲーム機能について検証してみる。

偏光方式ゆえに視聴距離と視野角はシビア
それを解消するスイーベル&チルト機構

 本機は偏光メガネを使う方式の3Dテレビである。3Dテレビで一般的な“フレームシーケンシャル方式”のように、右目用、左目用の映像を交互に表示するのではなく、ヨコ方向の一列ごとに右目用、左目用の画像を挿入することで、1画面で両方の映像を表示する。画面の前にはその列に合わせて光の偏光角を変えるフィルターが備わっており、偏光メガネの左右のレンズは特定の向きの映像しか透過しないので、右目には右目用の、左目には左目用の映像を映すことができる。

本機の3D方式は、奇数方向の走査線で左目用、偶数方向の走査線で右目用の映像を表示する 付属の3Dメガネ。電池がいらないので軽い
本機の3D方式は、奇数方向の走査線で左目用、偶数方向の走査線で右目用の映像を表示する付属の3Dメガネ。電池がいらないので20gという軽さだ

 本機の場合、割と厳密に視聴距離と視聴角度範囲が決めてある。取扱説明書によると、26V型の場合は視聴距離97cm以上、視聴角度は約19度。32V型の場合は、視聴距離118cm以上、視聴角度は約16度となっている。基本的には水平、垂直方向とも、画面の真正面で見ることが理想だ。

 おそらくは、液晶パネルの視野角制限よりも厳しい視聴角度と視聴距離の制限は、この偏光用フィルターの視野角に制限があるためだと思われる。これは使い勝手の点では少々不便な部分だし、偏光メガネを使った方式が大画面テレビでは採用されにくいだろうことも容易に想像できる。

付属スタンドのチルトを調整した写真。左がもっとも前側に倒した状態。右が後ろ側に倒した状態

 そうした弱点の解消のため、26ZP2も32ZP2も付属スタンドにスイーベルとチルト機構が備わっている(チルト角は前方約5度、後方約15度)。最初に設定メニューの「3D設定」に用意されているテスト用の映像を見ながら、画面の上下の角度を合わせてしまえば、後はいつも適正な映像が楽しめる。

 実際に使った経験から言うと、左右方向よりも上下方向の視野角がシビアなので、チルト角の調整は必須。だが、指定通りの視聴距離を保てば、座り方によって頭の位置が少々変わっても影響しない程度には余裕がある(立ったり、寝転んだりはダメ)。まずはこのあたりを理解して、きちんと調整を行なうことが重要だ。

 一度チルト角を調整してしまえば、筆者のように使わないときは片付けているような使い方でもズレてしまうようなことはなく、快適に使える。

 強いて不満を挙げるならば、視聴距離が1mに満たない近接視聴では3D映像を楽しみにくい点。テレビとしては小型な方なのでPCモニター兼用を考える人もいると思うが、そのような使い方だと3Dの鑑賞はしにくいかもしれない。

 また、1画面で左右の映像を両方表示するので、タテ方向の解像度が半分になる。適正な視聴距離である97cmでは、3D映像の画素列の隙間が見えてしまうことはなかったが、解像度が半減したことで、直線に近い斜め線のジャギーが目立つことはある。

 これはCGなどのグラフィック表示などで顕著で、視聴距離を遠ざけても見えるものは見える。ゲームでも目に付くことがあるので、気になると言えば気になるが、方式上諦めるしかない部分ではある。

 ただし、筆者が購入前に一番心配だったのは、解像度が半減することでテキスト表示が崩れるのではないかということだったが、これは問題ない。

 画数の多い漢字の場合は多少解像度の劣化が分かるが、文字そのものはきちんと読める。このあたりはゲームにもよるだろうが、フォントが小さ過ぎることで有名な「プレイステーション 3」のホームメニューの画面の文字もきちんと読めた(サイド・バイ・サイドで無理矢理3D化して確認)ので、ほぼ問題ないだろう。

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