頻繁にデータを読み書きするなら高速タイプ
高速タイプの製品のポイントは、採用しているフラッシュメモリの種類だ。USBメモリーがデータを記録するために搭載しているフラッシュメモリは、SLC(Single Level Cell)とMLC(Multi Level Cell)の2種類がある。
両者の違いは情報を記録するセルにどれだけの情報を詰め込めるかで、2ビット以上のデータを記録できるMLCに対し、SLCは1ビット分しか書き込むことができない。このため単位面積あたりの容量も少なく、容量あたりの価格も高い。ただSLCには高速に動作するというメリットがあり、このため特に読み書き速度を重視した製品においてはSLCが採用されている。
なお高速タイプのUSBメモリーに関しては、「CrystalDiskMark 2.2.0」を利用してベンチマークを取得しているので参考にして頂きたい。なお、取得したPCの環境は以下のとおりで、USBメモリーはすべてそのシリーズの最大容量のものを使ってベンチマークを実施している。
- OS:Windows 7 Ultimate 32bit
- CPU :Core i5-750(2.66GHz)
- メモリー:DDR3 PC3-10600 2GB×2
- チップセット:MSI P55-SD50
- HDD:SATA2 500GB
スピード重視系の製品 | |||
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製品名 | メーカー名 | 容量 | 実売価格 |
RUF2-RVSシリーズ | バッファロー | 4~16GB | 9800円~3万4800円 |
RUF2-LVSシリーズ | バッファロー | 4~64GB | 2480円~1万8800円 |
ToteBag 7Tシリーズ | アイ・オー・データ機器 | 4~16GB | 2480円~7280円 |
JetFlash620 | トランセンド | 4~32GB | 不明~1万2000円 |
ポケットビット USM-LX(A)シリーズ | ソニー | 4~32GB | 2380円~1万3800円 |
Corsair Flash Survivor GT | コルセア | 32/64GB | 1万3000円~24000円 |
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