キヤノン「PIXUS MP640」を例に、イマドキの複合機を解説
紙の便利さを再認識、実用主義で選ぶ「この春の複合機」
2010年03月17日 09時00分更新
前面給紙なら使いやすい
設置性も快適に利用するうえで、非常に重要なポイントだ。プリンターの前面、背面に広がるトレイがあるため、設置に苦労したことはないだろうか?背面すっきり壁付け可能のスタイルは、慣れると手放せなくなるものだ。
最近の複合機では、前面から用紙の補充ができる給紙トレイを搭載する機種が増えている。数十枚程度の少ない機種もあるが、PIXUS MP640を例にとると、A4普通紙を約150枚もセットできる。印刷中に用紙が切れて、パソコンとプリンターの間を頻繁に行き来する必要がないのはありがたい。
PIXUS MP640は、写真用紙やはがき用に背面のトレイも使えるが、使用しないときは本体にすっきり畳みこんで収納できるので、通常使用時は場所を取らずに使える。
携帯電話やiPhoneなどから印刷できるドライバーを用意しているメーカーも増えてきた。キヤノンの場合は、赤外線機能で携帯電話機からの出力が可能。また、純正で「Canon Easy-PhotoPrint for iPhone」というiPhoneアプリを用意しており、AppStoreから無償でダウンロードできる。
最近では自宅などでちょっとした調べ物をする際に、パソコンではなくiPhoneのSafariやGoogle マップを利用するケースも多いと聞く。キヤノンのアプリは写真印刷用のため、今回の実用主義プリンターの範疇から若干外れる面もあるが、スクリーンショットを撮る、あるいはiPhone内蔵のカメラ機能を使って、ホワイトボードや資料などを撮影し、あとから出力するなど、応用次第で使いこなしが広がりそうだ。
こういったパソコン以外の機器からの出力機能の有無に関しても確認しておくと何かと便利だろう。
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