ガラケーはやっぱりスゴイ！ ケータイの機能をとことん調べてみた 第2回

プライバシーフィルターの実力を確かめてみた！

プライバシーフィルターは突然効果を発揮する

　今回テスト用に画面に表示したのは
1. ケータイウェブの画面（グーグルニュース）
2. メール
3. ワンセグ
の3つである。フィルター機能を有効にした場合と、フィルターにしていない通常の画面でも比較した。明るさは自動調整（オート）にしている。

　テストの結果が以下の表だ。なお今回は画面が見えないほうが優秀なので、

×「パッと見られただけで読める、内容がわかってしまう」
△「ちょっと時間をかけて見られただけで内容がわかってしまう」
◯「凝視して見られると内容がわかってしまう」
◎「いくら見ても読めない。一部の文字が見えても内容が推測できない」

という評価基準になっている。現実には◯のような見え方でも、「凝視」している人がいたら存在に気付くので、◯以上なら見えない、読まれないと考えていいと思う。

グーグルニュースを閲覧した場合

角度	F-02B		N-01B		T003		941SH		936SH		940P		ラスタバナナ	リックス
	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン
0	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
15	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
30	×	×	△	△	×	×	×	○	×	×	×	×	×	△
45	×	○	△	◎	△	○	×	○	×	◎	○	◎	◎	◎
60	△	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	○	◎	◎	◎	◎	◎
75	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎
90	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎

メールを表示した場合

角度	F-02B		N-01B		T003		941SH		936SH		940P		ラスタバナナ	リックス
	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン
0	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
15	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
30	×	×	×	△	×	×	×	×	×	△	×	×	×	△
45	×	△	×	◎	×	○	×	○	×	○	×	△	◎	◎
60	△	◎	△	◎	△	◎	△	◎	△	◎	△	◎	◎	◎
75	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎
90	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎

ワンセグを視聴した場合

角度	F-02B		N-01B		T003		941SH		936SH		940P		ラスタバナナ	リックス
	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン	オフ	オン
0	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
15	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
30	×	×	×	×	×	×	×	×	×	△	×	×	×	△
45	×	○	×	△	×	×	×	△	×	○	×	○	△	◎
60	△	◎	△	◎	×	○	×	○	×	◎	○	◎	◎	◎
75	◎	◎	○	◎	○	◎	○	◎	○	◎	◎	◎	◎	◎
90	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎	◎

　この結果からわかるのは、オフにしたときよりもプライバシーフィルターをオンにしたほうが、15度程度「見えない範囲」が広いということ。プライバシーフィルターのほうが「見られにくい」のは確実だ。もうひとつ「×→◎」と、突然見えなくなる場合が多いということ。ある角度にくると一気に見えなくなるのだ。とくに貼り付け型の2つの製品は画面が急に暗くなる。また、シャープの2機種は画面の内容が見えなくなるとキラキラしているのが特徴だ。

　またウェブサイトの記事やメールと違って、ワンセグの場合は、人が動いたり、番組では様々な色が表示されるので、内容がわかりやすい。

　最後のページでは各機種の気付いた点を紹介しよう。