液晶ディスプレー一体型デスクトップ
VAIO L、VAIO Jシリーズ
新製品のデスクトップパソコンとしては、24型ディスプレー搭載の「VAIO L」シリーズと、20.1型ディスプレー搭載の「VAIO J」シリーズの、2種類の液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコンがラインナップされている。
VAIO Lシリーズは2009年秋冬モデルと、カラーバリエーションやハードウェア面では変わらず、付属ソフトが最新版(PMB VAIO EditionやAdobe Photoshop Elements 8など)に変更された程度の違いに止まる。
ディスプレーは24型ワイド/フルHD解像度。マルチタッチ対応のタッチパネルディスプレーと、HDMI映像入力機能を持つ上位機種と、タッチパネル機能のない下位機種がラインナップされている。タッチパネルやHDMI入力以外の機能は同等。
CPUにはCore 2 Duo E7500(2.93GHz)を採用。独立GPUのGeForce G210M(ビデオメモリー512MB)も搭載する。さらに、地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを2基内蔵し、BDドライブも搭載するなどテレビパソコンとしての機能も優れる。
店頭販売モデルの予想実売価格は、タッチパネル搭載の「VPCL129FJ/S」が24万円前後、タッチパネルのない「VPCL128FJ/S」などが21万円前後。発売日は1月23日の予定。
VAIO JシリーズもLシリーズと同様に、ハードウェアやカラーは2009年秋冬モデルとほぼ変わらない。相違点としては、下位機種のCPUがやや強化された。付属ソフトはLシリーズと同様に、最新版に更新されている。
地デジチューナー2基を内蔵した上位機種は、CPUにCore 2 Duo E7400(2.80GHz)を搭載。BDドライブとHDD 1TBを内蔵する。下位機種はCPUにPentium E6300(2.80GHz)を搭載し、DVDスーパーマルチドライブとHDD 500GBを内蔵。テレビ機能は持たない。上位機種はホワイト1色のみだが、下位機種にはホワイト/ピンク/ブラウンの3色が用意されている。
店頭販売モデルの予想実売価格は、地デジチューナー搭載の「VGC-JS74FB/W」が18万円前後、タッチパネルのない「VGC-JS54FB/W」などが14万円前後。発売日は1月23日の予定。
VAIO X、P、Gシリーズ
ノートパソコンのVAIO X、Pシリーズは、店頭販売モデルは2009年秋冬モデルの継続販売となる。VOMモデルではカラーバリエーションが追加された。
VAIO XのVOMモデルでは、新色のシルバーが追加された。アルミのパームレストの質感を生かしたデザインとなっている。
VAIO PのVOMモデル新色には、鮮やかなピンクの「ルビーピンク」が追加された。新色の追加で、本体色は6色となった。キーボードはブラックとシルバーから選べるほか、天板に柄模様(モザイク/メッシュ)も選択できる(本体色により柄なしのみの場合もあり)。
ビジネスユーザー向けモバイルノート「VAIO G」シリーズは、OSがWindows 7 Professional 64bit版に更新され、基本性能も強化された新製品が発表された。
店頭販売モデル「VGN-G3KAG」では、CPUにCore 2 Duo SU9600(1.60GHz)を搭載、グラフィックス機能にはIntel GS45 Expressチップセット内蔵機能を使用する。ディスプレーは12.1型/1024×768ドットで、ワイド型ではない。ストレージはHDD 250GBで対衝撃保護機能も備える。DVDスーパーマルチドライブも内蔵する。
2スピンドルタイプながら本体重量は約1.198kgと軽い。それでいて、付属バッテリーでのバッテリー駆動時間は最大約12時間と、長時間駆動を実現している。
VOMモデルや法人向けカスタマイズモデルでは、ストレージにSSD 128/256GBを選択できるほか、Windows XP Professionalへのダウングレードも可能である。
店頭販売モデルの予想実売価格は、20万円前後。発売日は1月23日の予定。
この連載の記事
-
第5回
デジタル
基本性能が大きく強化! 日本HP 2010年新春モデルを発表 -
第4回
PC
高機能TVノートが買いやすく! 東芝ノート新製品を発表 -
第2回
PC
新CPUにUSB 3.0搭載機も! NECが2010年新春モデル発表 -
第1回
PC
「LOOX U」は必見! 富士通8モデルがリニューアル -
PC
2010年 PC新製品新春モデル一斉発表 - この連載の一覧へ