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買うならどれだ!? Windows 7最新パソコン特集 第4回

PCはパワーだぜ! 7搭載Core i7/i5タワーマシン対決

2009年11月15日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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850Wの強力電源
ハイエンドGPU×2で最強ゲームマシンに

Corsairの850W電源を搭載

Corsairの850W電源を搭載。マルチGPUでも余裕で対応できる

 i500PA1は今回の3製品の中でも、最も強力な電源ユニットを搭載しており、選択できるグラフィックスカードも強力となっている。まず電源ユニットには、Corsair社の850W電源「TX850W」を搭載。電源変換効率の高さを示す「80PLUS」の認証も取得している。グラフィックスカード用のPCI Express電源コネクターも、6+2ピンを4本備える。

 グラフィックスカードは標準で、ハイエンドGPUのGeForce GTX 275(ビデオメモリー896MB)の2枚差しSLI構成を搭載するというパワフルなものだ。BTOオプションでは、GeForce GTX 295(ビデオメモリー1792MB)やGeForce 9800 GT(ビデオメモリー1GB)など、単体カードも用意されている。なお、現在販売中のi500PA2では、SLI構成のグラフィックスカードがGTX 275からGTX 285(ビデオメモリー1GB)に強化されている。ビデオメモリー量が多く消費電力も若干少ないので、これは嬉しい変更だろう。

 電源が強力で筐体内空間にも余裕があるので、市販されているグラフィックスカードのほとんどが支障なく装着できるだろう。ただし、長さ300mmを超えるようなウルトラハイエンドのカードになると、さすがに入らない。そこまで巨大なカードは滅多にないが、ハイエンドGPUマニアは留意しておくべきだろう。

本体背面

本体背面。端子類は基本的なものだけなシンプルさ

 CPUはほかの2製品同様に、Core i7-870/860、Core i5-750から選べる。メモリーは最大8GBまで搭載可能だ。ちなみに評価機のマザーボードには、MSI製の「P55-SD60」という型番のものが採用されていた。単体販売はされていないもののようだ。背面端子類には、USB×6に有線LAN、PS/2マウスとキーボード、アナログオーディオ入出力など基本的なものだけが並んでいる。

SideWinder X3

付属のゲーム向けマウス「SideWinder X3」

 ゲーム向けらしい特徴として、標準添付のマウスにマイクロソフトのゲーム向けマウス「SideWinder X3」が付属する点がある。さらにBTOメニューで選択できるマウスには、SideWinder X3以外にもRazerやロジクールのゲーム向けマウスが多数ラインナップされている。付属マウスなしの選択肢もあるが、キーボードは必ず付属する。

 スタイリッシュで余裕のある筐体と強力な電源ユニットは、拡張マニアがパーツを取っ替え引っ替えするのに有利だ。標準でSLI構成を選べるなどパワーも抜群。本機をベースに、好みやパーツのトレンドに合わせてどんどん拡張していくのも容易だ。ゲーム向けパソコンの看板どおりに楽しめるマシンと言えよう。

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