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買うならどれだ!? Windows 7最新パソコン特集 第4回

PCはパワーだぜ! 7搭載Core i7/i5タワーマシン対決

2009年11月15日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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独自のリムーバブルHDDスロットを2基装備
前面のUSBやカードスロットが使いやすい

中央の横位置スロットが……

中央の横位置スロットが「HPポケット・メディア・ドライブ」で、右下の縦位置スロットが「HPパーソナル・メディア・ドライブ」

 HPは以前より、内部を開けずにHDDを手軽に増設できるよう、デスクトップパソコンの本体に独自のリムーバブルHDD用スロットを用意する方針をとっている。e9280jpも御多分に漏れず、本体中央部に2.5インチHDDを使う「HPポケット・メディア・ドライブ」を、本体右下に3.5インチHDDを使う「HPパーソナル・メディア・ドライブ」を装着できるスロットを備えている。

 両スロットとHDDの接続はUSB 2.0接続なので、Windowsの動作中の着脱も可能だ。各ドライブはオプションだが、ドライブ自体にUSBケーブルやケース、ACアダプターなどが付属しているので、取り外してほかのパソコンに接続しても使えるようになっている。

 本体内の内蔵HDDベイは2台までHDDを搭載できる。ただし、リムーバブルHDD用のベイが邪魔になって、内蔵HDDベイにHDDを入れるのが難しい。もし2台目のHDDを内蔵したいという場合は、あらかじめ注文時に2台目も注文してしまうほうがいいだろう。なお、内蔵HDDはRAID 0/1構成での注文が可能となっている。

 そのほかに筐体デザインで好感を持った特徴は、メモリーカードスロットや前面USB端子が、本体最上部についているところだ。本体を床に置いて使っていても、スロットやUSBへの抜き差しが容易にできる。前面だけで3つのUSB端子がある点も評価できる。


OSの選択肢も豊富
コストパフォーマンスの高さは驚異的

 Endeavor Pro4700と同様に、e9280jpもOSの選択肢が豊富だ。さすがにWindows XPは選べないが、Windows 7のHome Premium/Professional/Ultimateのそれぞれで、32bit/64bit版のいずれかを選べる。サポートや保守サービスのバリエーションが豊富な点も、大手メーカーならではの安心感がある。

 冒頭でも述べたが、なによりの強みは価格の安さだ。最小構成にほぼ近い評価機構成の場合(Core i5-750/2GB/1TB HDD/GeForce GT 220)、価格は8万3370円。メモリーの価格は特に安く、この構成でメモリーを最大の8GBにしても、9万9120円で済む。

 世界シェア1位の大手メーカーの品質やサポートがついて、なおかつ値段も安いのだからかなわない。パワーユーザーの拡張ベースマシンではなく、普通のユーザーが高性能のパソコンを手頃な価格で欲しいという際に、選択肢の上位に上がってくる製品。それがe9280jpと言えよう。

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