プッシュ通知でTwitterが変わる!
iTwitter
続いてのご紹介は、iTwitter。Tweetieは本当に使いやすいクライアントで気に入っているが、その地位を揺るがすようなアプリケーションが登場した。AppStoreで450円でダウンロードできる(iTunes Storeで見る)。ちょっと高いと思われるかもしれないが、このアプリを入れると、TwitterがSMS/MMS、ケータイメールのような同期性を高めたコミュニケーションツールへと進化する。
iTwitterはマルチアカウント対応でキチンと使えるTwitterクライアントでありながら、iPhone OS 3.0で対応したプッシュ通知に対応した、というプラスワンがある。iPhoneにiTwitterをインストールして起動すると、プッシュ通知の送信に関する確認画面が出る。ここで、OKを押すと、iTwitterからのプッシュ通知が有効になる。設定画面に「通知」という項目が増え、プッシュ通知の詳細設定をすることが可能だ。
iTwitterのメイン画面はリプライ(Mentions)から検索まで、Twitterの一通りの機能にアクセスすることが出来るインターフェイスを持っている。タイムラインは未読、既読のチェックも可能。さらに優れている点は、Tweetieでも紹介したリプライ元のつぶやきを検索して、タイムライン上のつぶやきの吹き出しに併記してくれる点だ。いちいちつぶやきを開いて発言を遡って、とせずに的確なリプライが返せる快適なコミュニケーションが可能だ。
そして、そのリプライは、プッシュ通知される。
iTwitterは同アプリがセットアップされているiPhoneに対して、リプライやダイレクトメールが届くと、プッシュ通知をしてくれる。音は「ピン!」というオリジナルのサウンドだ。そして待ち受け画面にはSMS/MMSのようにアプリ名の下につぶやきの内容が表示される。ロックを解除すればiTwitterが起動してそのつぶやきをチェック可能。
他のアプリを使っている場合は、つぶやきの内容に加えて「閉じる」と「表示」のボタンが表示され、「表示」を押すとその場でiTwitterを開くことができる。残念ながら、相手もiTwitterを使わなければプッシュ通知はされないので、全てのリプライやダイレクトメールがプッシュされてくるわけではない。僕もiTwitterをメインのクライアントにしているわけではないが、iTwitterを入れておけば、iTwitter経由のつぶやきはプッシュされてくる。そうしたら別のクライアントでの閲覧や返信をすればよいのだ。
プッシュされてくるつぶやきは、Twitterが持っている選択同期性、微同期性を、より強い同期性へと引き上げるパワーを持っているように感じる。もちろん全てのつぶやきがプッシュされてくる必要はないが、自分宛の重要なモノ、今自分がいる地域の周りのつぶやきなど、時と場合を選ぶとつぶやきがプッシュされるメリットが大きくなる場面が想像できる。
Twitterが普及する未来をちょっと先取りする感覚で、使ってみると良いだろう。