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これが本当の聖地巡礼! お寺はどうして「始まった」?

「大吉出たから始めた」萌えるお寺、了法寺ができたワケ

2009年07月17日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「お寺、始まったな」のコメント入りケータイ写真で有名になったお寺。もはや文学の匂いすら感じるほどのカオスさだ

のどかな日吉の町並みに突如あらわれるカオスな異空間

了法寺。ここだけ見ると普通の寺院

 「お寺始まったな」――。

 ケータイ写真の共有サイト「携帯百景」に投稿されたそのひと言を震源に、ブログを中心としたクチコミで大きな波紋を広げている「お寺」がある。東京・西八王子にある、「松栄山 了法寺」だ。

 了法寺は日蓮宗の寺院。実際に訪ねてみると外観そのものはごく普通で、どこにでもある寺院にしか見えない。だが、その入り口にある看板には、なぜかアニメ調のキャラクターがずらりと並ぶ。

 看板には「ようこそ了法寺へ!」という快活なコピーが掲げられ、どこか異空間に迷い込んでしまったような錯覚におちいる。

 よく見るとそれぞれのキャラクターには名前がつけられ、寺院の宗旨や寺院の施設について解説している。横にはQRコードまで用意され、ケータイの特設サイトにアクセスできるという凝りようだ。

「ようこそ了法寺へ」のコピーが新たなアトラクションに見える。後に続く「カモ~ン! レッツお経~!」で軽いめまいが

 ケータイサイトにアクセスしてみると、コンテンツを通じて実際の寺院施設が楽しめるようになっている。寺院がアトラクションのように感じられるのだ。しかし、実際にお寺の住職に話を伺ってみたところ、「私はコンピューターには詳しくないもので」という返事。

 では誰がこの企画を立てたのかと聞くと、「檀家さんのお孫さんに、詳しい方がいらっしゃいまして」という。そこでイラストを描いたCG作家のとろ美さんと、企画を発案・プロデュースした「檀家のお孫さん」、三井一仁さんに直接お話を伺うことにした。

お詫びと訂正:掲載当初、三井一仁さんを「看板のデザインを担当」としていましたが、正しくは「企画の発案・プロデュース」の誤りでした。(2009年7月17日)

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