3Gと無線LANを切り替えて使う「Doccica」
ここまで無線データ通信サービスと公衆無線LANサービスを組み合わせて契約する方法を紹介してきたが、1台でそれを実現するサービスがある。それが日本通信「Doccica(ドッチーカ)」だ。
1万4800円で販売されているDoccicaを購入すると、パッケージにUSB接続型のデータ端末が含まれており、NTTのFOMA網を利用して3Gデータ通信が可能である。基本料金やプロバイダ料金、契約解除金などは一切不要なのも特徴的だ
利用料金は1分10円という非常にシンプルなシステムを採用する。公衆無線LANについては、3Gの接続料30分(300円)で1回利用できる仕組み。専用のユーティリティによって、3Gを使うか、公衆無線LANを使うかを選択できる。
支払いはネット経由でチャージするプリペイド型である。初期費用の1万4800円には端末代のほかにも、あらかじめ5000円(500分)の料金がチャージされており、すぐに通信を開始できる
対応する無線LANサービスは、HOTSPOT、BBモバイルポイントの両方。FOMAの広いサービスエリアと相まって、どこでもネット接続が可能な通信環境が手に入ることとなる。
ただ、通信料金は従量制なので、ダラダラとWebを見るというような使い方よりも、メールのチェックや決まったサイトから情報を得るといった、ビジネスユーザーにとってより適したサービスだろう。
この連載の記事
-
第5回
スマホ
無線データ通信のわからないことを総ざらえ -
第4回
スマホ
自宅回線はもう不要 無線データ通信ですべてをこなす -
第2回
スマホ
ネットブックとのセットは得か損か? 料金を徹底検証 -
第1回
スマホ
速度は? 価格は? 各社の無線データサービスをチェック -
スマホ
本当に使える無線データ通信はこれだ! - この連載の一覧へ