痛鯖本体のスペックはどの程度?
先日の記事では、痛鯖キットを作るのに夢中になってしまったため、スペック載せるのを忘れてた(笑)。以下が、痛鯖のハードウェアスペックだ。
サーバスペック | |
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CPU | Celeronプロセッサー 430 |
周波数 | 1.80GHz |
CPU数(標準) | 1個 |
CPU数(最大) | 1個 |
筐体 | タワー型 |
チップセット | Intel 3200 (800MHz/ 1333MHz) |
L2キャッシュ | 1MB |
メインメモリ(標準) | 512MB |
メインメモリ(最大) | 8192MB |
メモリタイプ | DDR2-800 SDRAM-DIMM |
メモリスロット(空/全) | 3/4(空3) |
HDD容量(標準) | 160GB |
HDD容量(最大) | 4000GB |
光学ドライブ | DVD-RAM(DVD:6倍速以上/最大16倍速/CD:17倍速以上/最大40倍速)×1 |
FD | なし |
ホットスワップベイ(空/全) | なし |
グラフィックコントローラ | チップセット内蔵 |
VRAM | 32MB |
AGP(空/全) | なし |
PCI(32Bit)(空/全) | 2/2 |
ディスクコントローラ | SATA |
RAIDアダプタ | SATA接続:RAID 0, 1(標準)/RAID 5, 6(オプション) |
LAN | あり(1000BASE-T(100BASE-TX/ 10BASE-T対応)) |
リダンダンドパワー | なし |
本体サイズ(H×W×D) | 448(H)×173(W)×461(D)突起物/ スタビライザ含む |
本体重量 | 14kg (最大18kg) |
梱包個数 | 1梱包 |
最大消費電力 | 204.00W |
最大消費電力(備考) | 206VA/204W |
若干気になるのは、搭載メモリとHDD容量。メモリは512MBでも動くと思うが、スワップが発生して頻繁にHDDにアクセスしそうな気配だ。また文章やExcelのファイルをためておくサーバであれば問題ないが、デジカメの写真や映像などをためるサーバとして使うには、160Gだとあっという間にディスクが満杯になる。
メモリは価格が暴落しているので、追加で512MBを買うと高く付きそう。ここは1GBのメモリ1本に交換してしまうか、1GB×2枚で2GBにしてしまうといいだろう。
HDDも低価格競争が続いているので、今お買い得なのは1TBだろう。サーバなので7000円代で買える回転数の遅く、キャッシュの少ないヤツでじゅうぶんだ。
経営に関するデータや、思い出深いムービーを撮りためておきたいという場合は、マザーボードがRAID 1(ミラーリング)をサポートしているのでこれを利用する(本体にはS-ATAのケーブル3本添付)。これは1回の書き込みで2台のHDDに同じデータを書き込み、片方が逝ってももう片方がバックアップしてるので安心だ。同じHDDを2台買ってミラーリングしておけば、HDDが吹っ飛び易い夏でも安心して使える。もちろんハードウェア的には、RAID 0(ストライピング)にも対応している。こちらは2台のディスクを組み合わせ、同時並行してデータを高速に書き込むというもの。とはいえSOHO用のサーバとしてはまず使わないだろう。「サーバでハイビジョンキャプチャもやる!」というツワモノであれば、利用価値があるかも?
気になる騒音は? さすが低消費電流タイプのCeleronだけにめちゃくちゃ静か。エアコンをつけた部屋で騒音計を使ってみたが、PC正面から10cm離したところでも測定不能。つまりエアコンの方がよっぽどウルサイと……。これなら痛鯖と床を共にしても、ぐっすり眠れるだろう。
これはっ!と目が止まったのは、電解コンデンサ(寸胴なべみたいな部品)。一昔前には、使っているとパンパンに腫れ上がり、ついにはパンクしてマザーボードを傷めてしまうという自体が多発した。が、コイツで使われているのは、国産の日本ケミコン製。中でもKZGシリーズというPC向きで信頼性の高いコンデンサ(普通のものより3倍以上値が張る)だ。24時間安心して稼動できそうだ。