イー・モバイルは2年縛りで契約すべき?
それとも縛りの無いプランがベター?
無線データ通信サービスは進化のスピードが速く、1年後にはより高速なサービスが登場したり、自分の生活領域でも新世代サービスがエリア内に加わる、などという可能性がある。
となると、2年間縛られてしまう契約は避けたい気分になるのも当然だろう。しかし契約期間が決まったサービスは基本的に割引率も高い。
たとえばイー・モバイルでデータプランで契約する場合、基本的には「ベーシック」(長期契約なし)、「いちねん」(1年契約)「新にねん」(2年契約)の3とおりとなる。契約期間がある後者2プランについては、初期費用が2万4000円割り引かれる。
月額料金は「新にねん」が4980円なのに対し、「ベーシック」と「いちねん」は5980円。ただし長期契約がかからない期間については、「年とく割」「年とく割2」を適用することで1年契約が適用され、それぞれ4980円、4580円になる(契約解除料はそれぞれ3150円、6300円)。
さて解約するケースも含めて、最終的にどれがお得なのか、イー・モバイルの「D23HW」を購入し、「データプラン」で契約した場合を表にした。
データプラン+「ベーシック」で契約し、年とく割を適用(D23HWの端末代=3万8980円) | |||||
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1ヵ月目 | 6ヵ月で解約 | 12ヵ月で解約 | 18ヵ月で解約 | 契約満了 | |
月額料金 | 4980円 | 4980円×6 | 4980円×12 | 4980円×18 | 4980円×24 |
契約解除料 | ―― | 3150円 | 0円 | 3150円 | 0円 |
端末代を含む総計 | ―― | 7万2010円 | 9万8740円 | 13万1770円 | 15万8500円 |
データプラン+「いちねん」で契約し、2年目は年とく割を適用(D23HWの端末代=1万4980円) | |||||
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1ヵ月目 | 6ヵ月で解約 | 12ヵ月で解約 | 18ヵ月で解約 | 契約満了 | |
月額料金 | 5980円 | 5980円×6 | 5980円×12 | 5980円×12 +4980×6 |
5980円×12 +4980×12 |
契約解除料 | ―― | 1万4000円 | 2000円 | 3150円 | 0円 |
端末代を含む総計 | ―― | 6万4780円 | 8万8740円 | 11万9770円 | 14万6500円 |
データプラン+「新にねん」で契約した場合(D23HWの端末代=1万4980円) | |||||
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1ヵ月目 | 6ヵ月で解約 | 12ヵ月で解約 | 18ヵ月で解約 | 契約満了 | |
月額料金 | 4980円 | 4980円×6 | 4980円×12 | 4980円×18 | 4980円×24 |
契約解除料 | ―― | 1万9000円 | 1万3000円 | 7000円 | 0円 |
端末代を含む総計 | ―― | 6万3780円 | 8万7740円 | 11万1620円 | 13万4500円 |
表の「端末代を含む総計」を見ればわかるとおり、最終的に支払った費用を見ると「ベーシック」が一番高く、「新にねん」が一番安いことがわかる。
NTTドコモは7月から新プランを採用する
詳細は発表され次第掲載予定
一方ドコモは7月1日から「定額データプラン スタンダード バリュー」という新プランが始まる。これに2年縛りの「定額データ割」をプラスすると月1000~5985円。定額データ割を付けない場合、上限が9765円になるため、定額データ割を適用するのが基本になるだろう。
なお、この定額データ割を途中で解約した場合、9975~2万6880円の解除料が必要になる。解除料の仕組みは記事執筆時点では詳しく発表されていないので、正式スタート後に改めて更新する予定だ。
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