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WiMAX/XGP陣営に対抗して、従来比最高3倍のサービスを投入

イー・モバイル、最大21Mbps「HSPA+」のデモで対抗

2009年06月18日 21時52分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 イー・モバイルは8月上旬開始予定として、すでに発表している「HSPA+」規格によるデータ通信サービスについて(関連記事)、同社が所在しているビル内で記者向けにデモンストレーションを行なった。

 HSPA+はHSPA Evolutionとも呼ばれ、既存のW-CDMA/HSDPAなどの延長線にある通信規格。規格上は下り最大21.6Mbps、上り最大11.5Mbpsの速度を実現する。

フィールドテストでも10~15Mbps
新世代サービスに対抗する

D31HW

D31HW

 今回発表された対応端末の「D31HW」(Huawei Technologies製)は、下りは最大21.6Mbps、上りは5.8Mbpsに対応。従来からの下り7.2Mbps/3.6Mbpsの基地局に対しては、それぞれの速度で通信ができる。

 USB接続でコネクタはスライド方式で露出する。また、microSDHCに対応するカードスロットを搭載し、USBメモリのような感覚で利用することも可能。

 対応OSはWindows XP/Vista(Vistaは64bit版も含む)、Mac OS X 10.4以降。ベーシックでの契約時の初期費用、または買い増しでの販売時は4万1980円。新にねんでの新規契約時は1万7980円。

汎用的なUSB接続型の「D31HW」。USBコネクタは側面のスライド操作で出てくる

 発表会では「商用の環境で14~15Mbpsの速度が出ている」と説明。「UQ WiMAX」や「WILLCOM CORE XGP」など、競合となる次世代サービスの影響についても「どこでも出るとは言えないが、実測で10Mbps以上が出ており、パフォーマンスの部分では他社に対抗できるのではないか」とした。

フィールドテストの結果

屋外でのフィールドテストによる結果の例。11~15Mbps程度の速度が実際に確認されたとのこと。この速度であれば、WiMAXやWILLCOM CORE XGPなどと十分対抗できるという

会見中のデモ

同社が入居しているビルでの説明会とあって、かなり理想的な環境であるとはいえ、ライブで18~19Mbps程度の速度が出ていた

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