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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミクZ4密着レポート ― 第23回

初音ミクZ4、第2戦鈴鹿は痛恨のリタイヤ!

2009年04月21日 20時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真/加藤智充、STGT広報課、編集部

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新生鈴鹿サーキットだったが……

 SUPER GTの開幕戦、岡山ラウンドでは見事に完走し、2009シーズンの可能性を感じさせてくれた初音ミクZ4

 第2戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、大規模な改装後のこけら落とし的なイベントとなる。初音ミクZ4はエンジンパワーを高めての参戦となり、去年は車検に通らずに涙を飲んだサーキットだけに「Studie GLAD RACING」としてはかなり気合いの入る1戦だ。

 改装後の鈴鹿は個人的にも非常に楽しみで、予選日18日の朝イチの新幹線でサーキットに向かった。コースレイアウトに変更はないものの、すっかり見違えるようになった鈴鹿サーキット。これはテンションがあがる! レースも期待できるぞ~と、喜び勇んでピットに行くとなにやら様子がおかしい。元広報課のきよ氏を捕まえて聞いてみると……

練習走行で止まってしまいました……

 うーん、果たして予選は走れるのか、明日の決勝はどうなのか? チーム代表の星名氏に伺うと、その時点では「予選は無理だけど決勝には間に合わせたい」と言っていたが、午後に正式に「決勝には間に合わないのでリタイアします」と発表があった。

 果たして、今回のトラブルはなんだったのか?

エンジンパワーが上がって、クルマは確かに速くなったのですが、オイル系に負荷がかかってしまったようです。菊地選手の機転によりすぐにクルマを止めたのが幸いし、エンジンは無事でしたが、直して走れるようにするまでは時間が足らないと判断し、非常に心苦しいですがリタイアを決断しました」と星名氏。

 菊地選手に走行中の様子を聞くと「パワーアップしたエンジンは非常にすばらしく、これまでの弱点だったストレートスピードも他に負けていないと思いました。これなら嘆願書ナシの予選通過は当たり前、スーパーラップにも進出できる、と。しかし、練習走行でラップを重ねていたら、突如エンジンがもたつき始めて。嫌な予感がしたので、すぐにコース外にクルマを止めたんですが……」とのこと。さすが、長年レースで活躍している菊地選手だ。プロドライバーはその経験から計器には現れない異常を感じとり、高速域で走っていても瞬時にこのような最適な判断が下せるのだ。

 去年の鈴鹿、もてぎ、そして今回の鈴鹿と、どうもホンダ系サーキットと相性が悪いような感じのする初音ミクZ4だが、チームの雰囲気は明るかった。星名氏は「状況的には去年のもてぎとまったく同じですけど、中身が違います。エンジンは無傷だし、パワーアップしたことで現れるトラブルもわかった。次の富士は、このエンジンのラストランなので、それまでに直して思い切り戦いますよ。そういう状況なので、チームとしては落ち込むよりも、次はやってやる! と、モチベーション高めですね」と、表情は明るい。

 チーム監督の鈴木氏は「第2期の個人スポンサーを募集した矢先にスイマセン。ですが、今回のトラブルにより、次戦に向けてやることも明確になりました。これに懲りずに、次戦の富士も応援してください!」、ムードメーカーの田ヶ原選手は「今回クルマには乗ってないですけど、外から見てるだけで速くなってるのがわかりますよ! 次戦は去年も完走した富士だし、もうストレートで置いて行かれることもないと思います。期待しててください!」と皆前向きだった。

 レースの世界は本当に厳しい。クルマは突き詰めればトレードオフ。パワーと耐久性は反比例するものだ。今回のようなことも珍しいことではない。これもレースである。しかし、これほどファンとチームが一緒になって一喜一憂できるチームも他にはそうそうない。次戦の富士はぜひ現地で一緒に盛り上がろう!

 レースには参戦できなかったが、ピットウォーク、キッズウォークなどでは、レースクイーンの他にニューキャラを登場させて大いに鈴鹿サーキットを湧かせた。次のページからは、カワイイ応援隊の様子を紹介するぞ。

(次のページへ続く)

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