ビッグタイトルが不在のなかで、秋葉原のショップでトップを独走していたのは、対戦格闘アクションゲーム「すっごい!アルカナハート2」だ。登場するキャラクターが女子高生に幼女、人形遣いといった美少女ばかりなのが特徴だ。
同作品は、2008年10月に登場した同名のアーケードゲームをPS2に移植したもので、アーケード版の15キャラに、新たに5キャラが加えられ、合計20キャラが登場する。
秋葉原のショップでは、店頭にコーナーを設置したり、平台を使った展開が見られた。ショップスタッフからも「予約数、一般販売数ともにアルカナ2が完全に抜けています」、「予約分ではなく、一般販売分が思った以上に売れているんですよね」と、美少女ゲームにありがちな予約販売のみではなく、一般の格闘ゲームファンが購入しているのではないかと思わせるコメントも聞くことができた。
10年前の名作がPSPで蘇る!
ショップスタッフも驚くほどの売れ行きを見せていたのは「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド」のPSP版だ。10年以上前の97年7月にWINDOWS版が発売されて大ヒットを記録、その後マッキントッシュ、セガサターン、PS、PS2と主要ゲーム機に移植されたアドベンチャーゲームだ。今回移植されたのは、2006年3月に発売されたPS2用「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド<特別編>」がベースになっている。
同ソフトは、一部のエヴァファンが購入していくだろうとショップスタッフも考えていたようだが、発売日を迎えてみると、一部の店舗では一般販売分が売り切れてしまい、予約引渡しのみになっている様子も見られた。品切れ店舗が出るほどの売れ行きになった理由をショップスタッフに聞いてみたところ、どのショップでも「朝一番に購入していった人の中に、5本単位で購入していく猛者が複数人いたため」と話していた。
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