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『ユニコーンオーバーロード』トロコン達成レビュー!探索、バトル、物語が調和したストレスのないSRPG

2024年03月23日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

バトルは事前に設定した「作戦」に応じて自動で進行。1部隊あたり最大5人の枠のなかで、どんな組み合わせの編成を行なうかを考えるのが面白い!

 アトラスがヴァニラウェアと組んで開発し、2024年3月8日に発売した新作シミュレーションRPG『ユニコーンオーバーロード』。本作では、亡国の王子として解放軍を指揮し、悪の帝国から世界を取り戻していく英雄譚が描かれる。

 対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|Sで、価格はパッケージ版/ダウンロード版ともに8778円となる。

 今回はアトラスよりソフトの提供を受けたPS5版のプレイレビューをお届けしよう。クリア後レビューということで、やや踏み込んだ内容にも触れていく。ネタバレが気になる人はご注意を。

【目次】

・トロコンまで約55時間! 堪能しました
・探索が面白い! まだ見ぬ宝はどこじゃー
・奥深いバトルシステムだが脳筋プレイも可能
・これがヴァニラ飯!親密度を上げて見られる膨大な会話数よ
・【まとめ】派手さはないが堅実、王道のSRPGで遊びやすさは◎

総勢60人以上ものキャラクターたちが仲間に。1人1人に個性とエピソードがあり、世界観に深みを与えている

フィールドは2Dと3Dを組み合わせて表現され、どこへ向かうのも自由なのが特徴。広大な世界を自分の選択で駆け巡り、強敵と戦う力を蓄えていく

世界地図。計5つの地方に分かれており、特色豊かなフィールドが探索のモチベーションを高める

部隊の編成画面。スキルの発動条件などを細かく設定できるため、クラス相性や最適な動きを考え出すと時間が溶けると話題に

トロコンまで約55時間! 堪能しました

トロフィーコンプリートの証、プラチナトロフィー

 筆者は昔から物語に触れるのが好きだった。その原点とも言えるのが「ロードス島戦記」という作品で、それ以来エルフやドワーフなどが登場するファンタジー世界の戦記物、冒険譚、英雄譚などを読むのは、非常にワクワクするようになったものだ。

 本作『ユニコーンオーバーロード』もファンタジー世界が舞台となっており、人間だけでなく多彩な種族が登場する。物語自体もシンプルでわかりやすい英雄譚となっていて、思わず「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるような、良い意味で“郷愁を感じる作品”であったと、まずは評価したい。

人間、エルフ、獣人、天使といった種族が登場。いずれも個性的で、キャラ的にも戦力的にもパーティー編成で悩むことに!

 主なストーリーは、亡国の王子アレインが解放軍という組織を立ち上げ、帝国の圧政に苦しむ人々を各地を巡って“解放”していくというもの。

 帝国は各地の有力な人物を怪しげな術で洗脳し、味方につけることで勢力を拡大していたのだが、アレインだけは王家に伝わる“一角獣の指輪”の力でその洗脳を解くことができる。主人公だけの特別な力という部分がまた王道で良い。

洗脳から解放するシーン。横暴な性格になっていた人物を助けることで、その地方の治安も回復する

特別な力を持つアレインだが、性格は実直で正義感の強い好青年。仲間を信じ、弱きを助け強きを挫く王道の理想形を描いたような王子だ

 ストーリークリアまではおよそ50時間ほど。残っていたトロフィーのコンプリートに数時間かけ、約55時間でトロフィーコンプリートとなった。非常に満足度の高い作品であったと思う。

 では、『ユニコーンオーバーロード』はどこが面白かったのか、ここからはゲームの中身について触れていこう。

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