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キヤノン、A4対応のインクジェットプリンターなど12機種発表──キューブ型デザインを採用した『iP8600』など

2004年09月28日 13時02分更新

文● 編集部 美和正臣

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2.5インチ液晶ディスプレーを搭載したカードダイレクトモデル『PIXUS iP6100』

『PIXUS iP7100』は“キューブ型”デザインを非採用のA4インクジェットプリンター。本体に“メディアスロット”を搭載し、撮影画像を保存したメディアから直接プリンター本体にデータを読み込み、印刷可能な“カードダイレクト”モデル。メディアスロットはCFスロットと複数のメディアに対応した複合スロットを搭載。対応メディアは、コンパクトフラッシュ/マイクロドライブ/スマートメディア/メモリースティック(PRO含む)/SDメモリーカード/マルチメディアカードのほかに、アダプターを介することによりxDピクチャーカード/メモリースティック Duo/miniSDカードに対応する。読み込み可能な画像フォーマットは、JPEG(Exif 2.2/DCF/JFIF/DPOF準拠)/TIFF(Exif準拠)。印刷機能は、カード/カメラダイレクト以外にも、カメラ付き携帯電話機とIrDA 1.2で接続して本機で印刷する機能“プリントビーム”にも対応している

2.5インチSTN液晶ディスプレーを搭載したカメラダイレクトモデルの『PIXUS iP6100』

画像確認や設定確認用の2.5インチSTN液晶ディスプレー(176×128ドット/約6万5000色)を搭載しており、プリンター上で印刷や画像補正などを行なうことも可能。補正機能では、明るさやコントラストを自動調整する“オーバーエフェクト機能”や暗い場所で撮影した際に出現するダークノイズを除去する“ノイズ除去”などを搭載。明るさやコントラスト、色合いなどの調整も可能なほか、イラスト調して出力する“イラストタッチ”やセピアの色調にして出力する“セピア調”などの画像加工機能も搭載する。そのほかDCF 2.0/Exif 2.21規格に準拠した画像でAdobe RGBの色空間で撮影した画像を出力する“DCFオプション色空間”もサポートする。

また、1つの画像に対して、色調と明るさ、コントラストなどを自動的に変化させて9枚の画像を作成し、その画像を1枚の用紙に試し印刷する“色合い調整印刷”機能も用意。気に入った色合いの画像番号を選ぶだけで、本番の印刷を開始できる。

インクは、シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/フォトシアン/フォトマゼンタの6色を使用。シアン/マゼンタ/フォトシアン/フォトマゼンタが2または5pl、イエロー/ブラックが5plのインクで最高4800dpi×1200dpiで印刷される。

インクヘッドは、各色256ノズル合計1536ノズルを採用。また、『PIXUS iP8600』などに搭載されていた、フチなしプリントの際に用紙の先端や後端で倍の256ノズルで印刷を実行する機能は非搭載。L判フチなし印刷で62秒で印刷が可能。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分11枚、A4カラー時で毎分9枚。

インターフェースはパソコンとデジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を1基ずつ装備。対応OSは、Windows 2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅429×奥行き312×高さ195mm/約7.0kg。消費電力は、印刷時が約15W/待機時は約3W、稼働音は最高品位時に約35dB。

顔料系ブラックを使用する『PIXUS i4100』とワイヤレスLANモデルの『PIXUS iP4100R』

『PIXUS i4100』と『PIXUS iP4100R』は、IEEE 802.11g無線LAN機能の有無以外は共通スペックを持つA4インクジェットプリンター。インクには、染料インクのシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックの4色と顔料インクのブラックインク、計5本のインクを搭載。モノクロ印刷時の文字の滲みをなくすために顔料系のブラックインクを採用している。シアン/マゼンタは2または5pl、イエロー/ブラックが5plで出力され、解像度は最高4800dpi×1200dpi。

4色のカラー染料インクと顔料インクのブラックを搭載した『PIXUS i4100』IEEE 802.11gと10/100BASE-TXのLAN機能を搭載した『PIXUS iP4100R』

インクヘッドは、イエロー/ブラック(染料)が256ノズル、シアン/マゼンタが512ノズル、ブラック(顔料)が320ノズル、計1856ノズルを採用。L判フチなし印刷は42秒。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分25枚、A4カラー時で毎分17枚。

インターフェースは、『PIXUS i4100』がパソコンとの接続用にUSB 1.1とパラレルポートを、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。『PIXUS i4100R』はパソコンとデジタルカメラの接続用にUSB 1.1を1基ずつ計2基装備し、ネットワークは機能はIEEE 802.11gと10/100BASE-TXに対応。

対応OSは、『PIXUS i4100』のUSB 1.1接続では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降、パラレル接続では、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP。『PIXUS i4100R』のUSB 1.1接続では、Windows 98/Me/2000/XP、有線/無線LANの接続では、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

『PIXUS i4100』の本体サイズと重量は、幅418×奥行き286×高さ170mm/約6.7kg。消費電力は、印刷時が約16W/待機時は約0.5W、稼働音は最高品位時に約35dB。『PIXUS i4100R』の本体サイズと重量は、幅418×奥行き286×高さ170mm/約6.9kg。消費電力は、印刷時が約16W/待機時は約4W、稼働音は最高品位時に約35dB。

冬商戦の主力モデル『PIXUS iP3100』

『PIXUS iP3100』は、同社が普及価格帯の主力機として位置づけるモデル。インクには、染料インクのシアン/マゼンタ/イエローの3色と顔料インクのブラックの計4本を搭載。モノクロ印刷時の文字の滲みをなくすために顔料インクのブラックを採用しているのが特徴。シアン/マゼンタは2/5pl、イエロー/ブラックは5plで出力され、解像度は最高4800dpi×1200dpi。

“キューブ”型デザインの中で、唯一ボディーカラーがシルバーの『PIXUS i3100』

インクヘッドは、イエローが256ノズル、シアン/マゼンタが512ノズル、ブラック(顔料)が320ノズル、計1600ノズルを採用。L判フチなし印刷は42秒。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分22枚、A4カラー時で毎分15枚。

インターフェースは、パソコンの接続用にUSB 1.1を、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅418×奥行き286×高さ170mm/約6.5kg。消費電力は、印刷時が約15W/待機時は約0.5W、稼働音は最高品位時に約35dB。

カラーインクに一体型を使用する低価格モデル『PIXUS iP2000』

『PIXUS iP2000』は、給紙用のカセットの代わりに、排紙トレーの下部に用意されている“フロントフィーダー”からの給紙が可能な低価格モデル。給紙は本体上部にあるオートシートフィーダーからも可能で、それぞれ150枚ずつ、計300枚の用紙をセットできる。ただし、フロントフィーダーからは、エコノミーフォトペーパーやシール紙、専用名刺、封筒などの印刷や、カメラダイレクトプリントはできない。また、プリンタブルCD/DVDメディアに印刷する機能や、自動両面印刷機能、“ChromaLife100”も非対応。

“カセット”の代わりにフロントフィーダーからの給紙が可能な『PIXUS i2000』

インクカートリッジは染料インクのシアン/マゼンタ/イエローが1つのカートリッジにまとまった一体型を使用。ブラックは顔料インクを使用する。シアン/マゼンタ/イエローは2または5pl(ブラックは非公開)で出力され、解像度は4800×1200dpi。

インクヘッドは、シアン/マゼンタ/イエローが256ノズル、ブラック(顔料)が320ノズル、計1088ノズルを採用。L判フチなし印刷は62秒。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分20枚、A4カラー時で毎分14枚。

インターフェースは、パソコンの接続用にUSB 1.1を、デジタルカメラとの接続用にUSB 1.1(PictBridge対応)を装備。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅418×奥行き260×高さ169mm/約4.4kg。消費電力は、印刷時が約11W/待機時は約2W、稼働音は最高品位時に約43dB。

実売1万5000円前後の最廉価モデル『PIXUS i1500』

『PIXUS i1500』は、給紙用のカセットやCD/DVDダイレクトプリント機能などを省いたエントリーモデル。『PIXUS i2000』同様、自動両面印刷機能や“ChromaLife100”に非対応。また、カメラダイレクト機能も非搭載。

プリンタブルCD/DVDへの書き込み機能や自動両面印刷機能などをを省いて安価にした『PIXUS i1500』

カラーのインクカートリッジは、染料インクのシアン/マゼンタ/イエローが1つにまとまった一体型を、ブラック(顔料)は独立型を使用。シアン/マゼンタ/イエローは2または5pl(ブラックは非公開)で出力され、解像度は4800×1200dpi。

インクヘッドは、シアン/マゼンタ/イエローが256ノズル、ブラック(顔料)が320ノズル、計1088ノズルを採用。L判フチなし印刷は72秒。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分18枚、A4カラー時で毎分13枚。

インターフェースは、パソコンの接続用にUSB 1.1を搭載。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.x、Mac OS X 10.2.1以降。

本体サイズと重量は、幅416×奥行き207×高さ165mm/約2.9kg。消費電力は、印刷時が約8W/待機時は約1W以下、稼働音は最高品位時に約43dB。

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