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PCG-GR9E

PCG-GR9E

2002年02月05日 13時50分更新

文● 別冊ASCII編集部・中西祥智

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充実したインターフェイスに加えて
ポートリプリケータも装着可能

各種ケーブル、カード類を本体に接続したところ。コネクタ位置は写真参照のこと。
 GRの装備するスロット/インターフェイス類は,まず向かって左側面のもっとも奥に,MagicGate対応メモリースティックスロットがあり,その下にi.LINK(IEEE 1394)端子が,メモリスーティックスロットの手前にPCカードスロット(Type III×1/II×2),そしてもっとも手前にDVD&CD-R/RWコンボドライブがある。PCカードスロットには,ダミーカードではなく内側に開くカバーが付いている。SRやC1とは違って,i.LINK端子のそばにバイオ専用のIEEE 1394周辺機器専用DC OUT端子は装備していない。これは,同端子を使用する機器が外付けの光ドライブであり,DVD&CD-R/RWコンボドライブを内蔵するGRには必要ないためだ。このDVD&CD-R/RWコンボドライブはホットスワップに対応しており,本体底面のスライドスイッチを押して,マシンが駆動中でも引き出すことができる。ドライブの代わりに別売のバッテリパック(PCGA-BP2E)を装着すれば,PCG-GR9EではJEITA規定の測定法によるカタログ値で約4.5時間バッテリ駆動できる。なお,編集部で行なったバッテリベンチでは,標準バッテリのみで2時間19分(3回行なったうち,後半2回の平均値)駆動した。

 本体右側面には標準バッテリを装着したスロットと,ハードディスクを内蔵するスロットがある。バッテリスロットはカバーを下方向に押すと簡単に開けることができる。内蔵するバッテリは別売のバッテリパックと同じPCGA-BP2E(容量3400mAh)だ。ハードディスクスロットはネジ止めされている。搭載しているハードディスクは,前述のとおり東芝製の「MK4018GAP」だった。

 本体背面には,右から順にUSB,ヘッドフォン,マイク,56kbpsモデム,USB×2,Ethernetポート(10BASE-T/100BASE-TX),AV出力端子,外部ディスプレイ出力,プリンタ,DC INが並ぶ。



本体前面および背面。

 充実したインターフェイス群だが,スペック的には映像編集もらくらくこなせるマシンであり,後述するがバイオ標準とも言うべき映像関連アプリケーションもプリインストールしているのに,GRにはS端子がない。しかし,GRの本体底面後部にはポートリプリケータ接続端子があり,別売のポートリプリケータ「PCGA-PRGR1」を接続すれば,S端子のほかPS/2やシリアルポートなども使用可能になる。PCGA-PRGR1の装備するインターフェイスはDC IN,USB,PS/2,Ethernet,シリアル,プリンタ,外部ディスプレイ出力,S端子,AV出力端子,ライン入力となっている。

 また,春モデルに標準でインストールされたアプリケーションだが,「DVgate Ver.2.5」や「MovieShaker Ver.3.3」,「PictureGear Ver.5.1」など,バイオに必須の映像・音楽関連アプリケーションがひととおりそろっている。それに加えて上位2モデル(PCG-GR9F/P,GR7F)には,フォトレタッチソフト「Adobe Photoshop Elements」および映像編集ソフト「Adobe Premiere 6 LE 日本語版」もプリインストールされている。Office XP Personalを搭載するのは型番に/BPの付く下位2モデル(PCG-GR5F/BP,GR3F/BP)のみとなる。また,Windows XP Professionalをプリインストールするのは最上位モデルのPCG-GR9F/Pのみで,下位3モデルはWindows XP Home Editionだ。

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