Webアプリケーションサーバとしての厳密な定義や規定があるわけではないが、現在Webアプリケーションサーバとして売られている製品は、以下の要素を満たしているのが「最低条件」といえるだろう。
- CORBA対応
- Java対応
- XML
- 基幹連携
- セキュリティ
- ワークフロー
もちろん、Webアプリケーションサーバが実際に使われている局面で、以上の要素すべてが用いられているわけではないが、大抵の製品はこうした能力を、方法は違うが、備えている。
キーワードは「オープン」
共通していえるのは、「オープン」がキーワードになっているということ。上記の特定の機能もしくは規格を使うとき、必ずしも特定のベンダーに特化してシステムを作らなくてもいいわけだ。オープンという意味はまた、「接続性」も示している。自社のシステムと他社のシステムどころか、自社内のいくつものシステムが、こうしたオープンの思想に則って接続されていけば、たとえば10年以上も使い続けられてきたシステムも統合したり、新しくシステムを拡張する場合も、一定の法則にさえ則ればスムーズにコトが運ぶのである。
では、それぞれの要素について詳しく解説し、ロータス ドミノ R5がこれらの機能をどのように実装しているかをご紹介しよう。