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円高を利用し交換レンズを購入せよ!

2008年12月20日 10時00分更新

文● 戦車部長Y

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デジタル一眼レフ用交換レンズを海外から買う際の注意 三ヵ条

 さて、前半では海外から購入した実例を紹介したが、購入には実は色々と注意が必要だ。今回購入にあたり、調べた情報や筆者が注意した点は次の通りだ。

第一条 保証に注意

 交換レンズがそんなに安いなら常に海外から買えばいいのでは、とも思うが、そうは簡単ではない。実はカメラ関連の保証には、「国内保証」と「国際保証」の二種類があるのだ。国内保証とは購入当該国の国内でのみ保証対象となるというもの。海外で購入する場合は 「国際保証」でないと日本国内での保証対象とならない。国内保証だと販売した国や地域でしか保証が利かない。

 この保証だが、各メーカーによって違っている。下記の表を見て頂ければおわかりかと思うが、オリンパスは本体とレンズが、そしてニコンとキヤノンはレンズのみが国際保証となる。

メーカー名カメラ本体交換レンズ
キヤノン国内保証国際保証
ニコン国内保証国際保証
パナソニック国内保証国内保証
ソニー国内保証国内保証
オリンパス国際保証国際保証
ペンタックス国内保証※国内保証※

2008年12月に各メーカーに確認
※ペンタックスは原則国内保証だが、購入当該国のサービスセンターに保証書を持ち込み、書き換えてもらうことで国際保証とすることが可能。ただし日本より海外通販でレンズを購入した場合、日本国内のペンタックスのサービス拠点で国際保証に書き換えすることは出来ないので注意が必要だ。

お詫びと訂正

初出時にはニコンのレンズは「国内保証」とありましたが、正しくは「国際保証」です。また、ペンタックスの保証書の書き換えは製品購入当該国のみで可能です。お詫びすると共に訂正いたします。

 ただ、この国際保証を行っているメーカーの製品でも、正規ディーラー品でない場合や並行輸入品で正規保証書が付属していない場合には国際保証を受けられないので、購入時には注意したい。

 たとえば筆者が今回購入した通販サイトでは、同じEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMの在庫一覧の中で「USA」「Imported」という表示がなされていた。この「USA」が米国のキヤノンからの正規品で国際保証書付属、「Imported」が並行輸入品で販売サイトのオリジナル保証のみ付属、という異なった扱いになっている。もちろんサイトによっては表示が違うこともあるだろうから、サイト内の現地語の注意事項をきちんと理解して購入することが必要だ。

「USA」「Imported」 製品名の脇に「USA」「Imported」との記載がある。なお、サイトによっては表記が異なる場合もあるので注意が必要だ

 なお、販売サイト内に正規ディーラー品と並行輸入品の表記が無い場合、予め保証範囲について確認してから購入する必要がある。以前、筆者の知人が海外の販売サイトから交換レンズを購入した際、保証関連で何も注記がないから国際保証だと思っていたが、いざ届いてみると実は並行輸入品で国際保証書が添付されていなかったそうだ。つたない自動翻訳で現地に問い合わせたが、販売している交換レンズは並行輸入品で国際保証は行なっていない、との回答だった。諦めた知人は故障しないように大事に使っているそうだが、この点も要注意である。

第二条 決済日と為替レートにも注意

 海外からの購入で注意しなければならないのが決済日とレートだ。クレジットカードでの購入の場合、「円高だ!即時発注!!」ということで発注してもその時点の外国為替レート(以下為替レート)で決済・請求されるわけではない。販売サイトからクレジットカード会社に請求が出た時点での為替レートになる。もちろん、発注から間を置かずにクレジットカード会社に請求が出されていれば、自分が発注した時点の為替レートとそれほど変わらない状態で処理される。ただし仮に何日か間を置いた場合にはその間に大きな為替変動があることも考えられるので注意が必要だ。

 さらにこの為替レートも、外国為替レートにいくらか手数料分の数字が上乗せされる。例えば決済日の為替レートは1ドル93円だが、利用したクレジット会社の決済レートでは1ドル95円前後で処理が行われる、ということになる。これについても予め認識しておく必要があるだろう。

第三条 販売サイトの信用度に注意

 国内の販売サイトなら、ちょっと検索すればユーザー評価が分かる。海外の場合はどうしたらいいのか。やはり筆者は口コミと検索が基本と考える。「カメラ レンズ 海外 通販 (その販売サイト名)」などのような単語を組み合わせて検索し、過去に購入したユーザーの情報を収集する。もちろんあくまでの過去の情報なので、これから発注する場合には参考程度と考えるべきだが、過去の対応がよければ、自分が発注する際にも良い対応をして貰える可能性がある、と考えている。ちなみにカメラ関係かつ米国からの購入であればかなり先人達のノウハウが蓄積されていて、今回は私も大いに参考にさせて頂いた。

 また、海外の販売サイトの場合、初期不良などのトラブル対応は現地の言語で行なう必要があるので、それも発注の際には予め念頭に置くべきだ。なお、どうしても現地語が出来ない、不得手だ、というのであれば、代行業者に購入を依頼するという手もある。今回、いろいろと調べたが、米国や韓国などからの購入代行業者をいくつも見つけることができた。ただし、私が見つけた代行業者の手数料が購入代金の20%と高く、今回の購入ではトラブル発生時には自分で対応する、という前提でその業者の利用は見送った。

 以上だ。この記事が皆さんが海外通販サイトから購入する際の参考になれば幸いだ。

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