エントランスを抜けると、17メートルのスクリーンをバックに、大型のロボットが来館者を出迎える『ワンダーホール』がある。ここでは1985年に開催された「つくば博」のパビリオン・芙蓉ロボットシアターが再現されている。続いてさまざまな映像コンテンツを映し出す円形のシアター『オムニビジョン』がある。
第1弾のコンテンツとしては「マクロス」シリーズで知られるビジョンクリエイター、河森正治氏の総監修によるCG+実写のエンタテイメント作品が上映されている。作中ではHALをインターフェイスにして、マイクロサイズのロボットを操縦する場面が出てくる。これについては山海教授が基本コンセプトを河森氏に伝え、そして河森氏サイドでイメージを膨らませたとのことだが、山海教授は「こういう場でハッキリとは言いにくいが、2年以内には実現したい」との発言も飛び出した。
このほか『サイバニクスクロニクル』では同施設のテーマである人間・機械・情報系技術が複合・融合した学術分野である『サイバニクス』に触れて学べる体験型エデュテイメント・コンテンツが用意されている。この他、ロボットの操縦体験ができる「ロボットスタジアム」や科学についての情報交流サロン「サイエンスカフェ」などがある。そして、同施設の目玉であるHALのデモンストレーションと装着体験ができる「HALトライアルラボ」がある。