触られては困るアプリは「アプリケーションの制限」で管理
レーティングの付いたゲーム以外のアプリケーションを、子供に触れさせたくないという場合は、「アプリケーションの制限」機能を使って、任意に使用を禁止できる。
デフォルト設定では、制限を課す子供側アカウントもすべてのプログラムを使用できる。これを変更する場合、管理画面から「特定のプログラムを許可または禁止します」を選ぶ。そして、「~は許可されたプログラムのみ使用してもよい」をチェックすると、HDD内を検索して、保存されているアプリケーションの実行ファイル(EXEファイル)が一覧される。
なお、この検索はHDDのCドライブしか対象にしない。もしほかのドライブにあるアプリケーションを対象にしたい場合には、下にある「この一覧にプログラムを追加」から追加する。
画面を見ると察しが付くと思うが、アプリケーションの制限はホワイトリスト方式の管理だ。子供が使ってもいいアプリケーションにチェックを入れておく。しかし、Cドライブ内の全EXEファイルが対象になるため、Windows自体が持つアプリケーションや不許可にする必要のないアプリケーションまでも、リストアップされているのが困りものだ。
実際の使用シーンを考えると、ホワイトリスト方式よりも、「このアプリケーションは禁止したい」というブラックリスト方式の運用の方が適切だろう。その場合、まず右下にある「すべて選択」ボタンを押すと、リストアップされた全アプリケーションが一旦「許可」の状態になる。そのうえで、子供に使わせたくないアプリケーションを探してチェックを外せばいい。
子供側で禁止されたアプリケーションを起動しようとすると、上画面のように保護者によって禁止されていることを示すダイアログが表示される。もし、子供が使ってもいいと保護者が判断したのなら、この場で許可を出せる。
注意点としては、その場で許可を出したアプリケーションについては、「常に許可」状態になってしまうことが挙げられる。つまり、「その時だけ許可した」つもりでも、実際はその後も許可された状態が続いてしまうわけだ。必要であれば、再び「アプリケーションの制限」を設定して、該当のアプリケーションを禁止にしておこう。