子供がパソコンを使う時間をきっちり制限
「使用時間の制限」は、その名のとおり子供がパソコンを使える時間を制限する機能だ。
設定は簡単で、曜日ごとに0時から24時まで、1時間単位で区切られたマス目をドラッグして、子供に使わせたくない時間を指定するだけだ。曜日ごとに指定できるので、「土曜日は多少夜更かししてもいいだろう」という場合は、遅い時間まで許可するといった設定ができる。
使用許可時間以外に、子供がパソコンを使おうとログオンを試みても、下の画面のように警告が出て、一切ログオンはできない。
使用時間の制限がかけられた状態では、子供側アカウントでタスクトレイの「保護者による制限」アイコンにマウスカーソルを合わせると、残り時間が表示される。さらに、残り時間が15分、および1分になると、バルーンで警告が表示される。なにかの作業をしていたなら、バルーンが出た時点でファイルを保存させて、いつでもログオフできる状態にさせよう。
子供が使い続けた状態で禁止時間がくると、画面がいきなり暗転して、強制的に「ユーザーの切り替え」画面に切り替わる。あくまで切り替わるだけなので、作業中のファイルが消えてしまうことはない。
しかし、許可時間が来るまでは再ログオンできないし、その状態のままパソコンを再起動やシャットダウンすれば、子供が作業中のデータは失われる(その状態で再起動しようとすると、警告が表示される)。
子供には「バルーンが出たら、使い終える準備をする」ように覚えさせておく必要があるだろう。