広角26mm相当からの20倍ズームという、非常に広い撮影領域をサポートするレンズ一体型デジタルカメラが26日発表された。オリンパスイメージ ングの「CAMEDIA SP-565UZ」だ。
風景を遠近感を生かしながら広く収めたい場合には、26mm相当の広角。野鳥やスポーツ観戦などでは遠くの被写体にぐっと大きく近寄れる520mm相当の望遠(シーンモードには新たに野鳥モードも加わった)。そして、最短1cmまで寄れるマクロ撮影機能と、1台でオールマイティーに使えるカメラに仕上がっている。
高倍率ズーム撮影時におこりやすい「手ぶれ」や「被写体ぶれ」も、CCDシフト式手ぶれ補正機構によって対応。ISO 6400相当(500万画素以下)の高感度撮影にも対応。5倍のデジタルズームは、光学ズームと合わせて最大100倍までシームレスにフレーミングできる。同社の説明では、満月を画面いっぱいに写せるという。
フェイス&バックコントロールやTruPicIIIといった特徴は同社他製品と同様。ほかに1000万画素のCCDと、毎秒13.5コマの連写といった特徴。連写時には半押し状態で待てば、実際にレリーズした前の10コマぶんまでさかのぼれる「ピリキャプチャー機能」(画像サイズは約300万画素に制限)も搭載されている。
撮像素子は1/2.33インチ有効1000万画素のCCD。レンズの開放F値は2.8~4.7~4.5。xD-ピクチャーカードのほか、付属アダプターを介してMicro SDカード、内蔵約48MBのメモリーなどにも記録可能。背面液晶ディスプレーのサイズは2.5インチ(約23万ドット)。ビューファインダーも装備する。感度はISO 64~6400相当。電源は単3電池4本で、撮影可能枚数は約410枚(CIPA測定基準)。
本体サイズは幅116×奥行き80.8×高さ83.3mmで、重量は373g(本体のみ)。発売は9月20日。価格はオープンプライスで、店頭での販売価格は5万円台前半になる見込み。