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最新版Microsoft Officeの新機能と互換性を徹底チェック

Office 2008超基本ガイド

2008年06月16日 18時00分更新

文● 小口博朗、倉田吉昭、津田福吉、MacPeople編集部

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3. Excelの新機能

新しいExcelには、住所録や予算の管理など一般的に使用頻度の高いテンプレートが追加された。これらは、エレメンツギャラリーから選択するだけで呼び出し可能だ。面倒な関数の入力時にも「合計」や「平均」といったキーワードから関連する関数を検索し、ウィザードに従って入力できる機能が追加されている。



インターフェース

(1) 数式バー セルに埋め込まれている数式を確認できる。文字列や数字、新しい数式の入力やコピー/ペーストなども実行可能
(2) ツールバー 新規書類の作成や保存といった、基本的な操作を実行するためのボタンが並ぶ。エレメンツギャラリーやツールパレットもここから呼び出す
(3) エレメンツギャラリー 「シート」「グラフ」「SmartArt グラフィック」「ワードアート」から任意に選んで、書類上にテンプレートを追加できる
(4) シート 実際に値や数式を記入していく作業エリア。縦に並ぶのが「行」、横に並ぶのが「列」で、個々の枠は「セル」と呼ばれる
(5) シート表示ボタン シートの表示モードを「標準表示」と「ページレイアウト表示」に切り替えるボタン。後者で作成したシートは、印刷結果にそのまま反映される
(6) シート見出し 複数のシートを追加して、切り替えながら作業できる。シート名の確認や並び順の変更も可能。削除は右クリックから実行する
(7) ステータスバー 選択したコマンドや実行中の作業情報が表示される。書類の保存を行う際には、進行状況をプログレスバーで確認できる
(8) ツールパレット 選択中のオブジェクトによって最適な作業オプションを用意。上部のタブを切り替えることで、関数の入力や互換性のチェックなども可能だ

豊富なテンプレートを用意

Office 2008

エレメンツギャラリーの「シート」タブには、「リスト」「レポート」「予算管理」などに分類されたテンプレートを用意。ここから目的に合ったものを選択すれば、シートが挿入され即座にデータを入力できる

Office 2008

例えば「予算管理」でシートを追加すると、書式パレットに「資産/財務管理シート」が表示される。シートのカラーリングを再指定したり、行の高さを調節したりも可能だ。また「挿入」/「削除」メニューからは、過不足のある要素の挿入/削除を実行できる


グラフの挿入

Office 2008

必要なセルを選択した状態で、エレメンツギャラリーから生成したいタイプのグラフを選択すれば、自動的にグラフ化して表示される

エレメンツギャラリーの「グラフ」タブには、「横棒」「縦棒」といった基本的なパターンから、「株価」「等高線」などの専門的なテンプレートまで用意される


グラフスタイルの変更

Office 2008

グラフを挿入すると、書式パレットに複数の新しい項目が追加される。「グラフオプション」からは、タイトルやグラフ上の軸、目盛の表示/非表示などを切り替え可能

Office 2008

「グラフデータ」では、行/列の値の割り当てを反転できる。「グラフのスタイル」は、グラフ上の色をまとめて変えるものだ

Office 2008

選択したグラフ上の要素をワンクリックで変更できる「クイックスタイルと効果」。ドロップシャドウやグロー、床面への反射/立体化といった効果を用意する


(次ページに続く)

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