COMPUTEX TAIPEI 2008レポート
― 第10回
ノートPCもパワフルに! AMD、Turion X2 Ultraを発表!
2008年06月05日 09時30分更新
文● 美和/Webアキバ編集部
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| 基調講演ではAMDのCOOであるDirk Meyer氏が登場し「Cinema 2.0」なる言葉を紹介した。2014年には3Dゲームと映画は融合するという |
AMDは4日、COMPUTEX TAIEPI 2008の会場にて、ノート向けの新CPU「Turion X2 Ultra」の発表を行なった。このCPUはコードネームが「Griffin」と呼ばれていたものだ。同時にTurion X2 Ultraの新プラットホームとノート向けのGPUの発表も行なった。
Turion X2 Ultraはコアクロックにより3つのラインナップがあり、最上位の「ZM-86」が2.4GHz、ミドルモデルの「ZM-82」が2.2GHz、最下位モデルとなる「ZM-80」が2.1GHzとなっている。65nm SOIプロセスの製品で、L2キャッシュは同社のWebページによると合計で2MBとなっているため、前モデルとなるTurion X2に比べると2倍に増加していることになる。
また、この新CPUの登場に併せて、モバイル向けの新チップセット「AMD M780G」の発表も行なわれた。このチップセットはグラフィックスコアの「Radeon HD 3200」を統合したもので、名前からもわかる通り、今年の3月に発表されたデスクトップ向けのグラフィック内蔵チップセット「AMD 780G」のノートPC用のものとなる。HyperTransport 3.0対応で、サウスブリッジには「SB700」という組み合わせ。もちろんDirectX 10に対応しており、HD 3000シリーズに搭載されているHDビデオデコードアクセラレーション機能も用意している。
そのほかこのチップセットは「Radeon HD 2400」、「Radeon HD 3400」、「Mobility Radeon HD 3400」シリーズのGPUと連携することにより、3Dグラフィック機能を向上させる「ATI Hybrid CrossFireX」をサポート。また「Radeon HD 2400」または「Radeon HD 3000」シリーズと接続することにより、最大4つのモニタに出力することが可能になる「ATI SurroundView」もサポートするが、これは同社が「ATI XGP(eXternal Graphics Platform)」と呼ぶノートPCと外付けのグラフィックボックスをexternal PCI Express 2.0コネクタ連携させることにより実現するという話だ。
 | Turion X2 Ultraのブロック図。HyperTransport3にも対応する |
 | GPU同士が連携することにより、70%ほど3D機能の性能が向上する |
 | チップセット内蔵のGPU機能と他のGPUを切り替えることにより消費電力を減らすことも可能 |
 | 「ATI XGP(eXternal Graphics Platform)」と呼ぶノートPCと外付けのグラフィックボックスをexternal PCI Express 2.0コネクタで連携させることにより最大4つのモニタに出力できるようになる |
GPUはモバイル向けの最上位モデルにあたる「Mobility Radeon HD 3800」を発表したが、55nmプロセスでメモリバス幅が256bit(GDDR3)、PCI Express 2.0をサポートしており、DirectX 10.1に対応といった以外は、詳細は不明となっている。
 | 「Mobility Radeon HD 3800」パフォーマンスは3600シリーズに比べて2倍になるとのこと |
製品説明において、同社のノートブック部門のVice PresidentであるChris Cloran氏は、これらのCPU、チップセット、GPUとWi-Fi技術を組み合わせることにより、HD映像も再生可能な強力なモバイルPC環境を実現するとしている。
説明によると、同等のインテルの製品にくらべて1060pの映像再生のクオリティでは5倍、GPUの速度では3倍の差が出ると説明した。
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| 内蔵グラフィック同士の機能差は約3倍あるという |
 | 同じく内蔵グラフィック同士で1060pの映像再生のクオリティを比べると5倍という |
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| Turion X2 Ultra搭載製品も展示していた。左はASUSの「F5Z」、右はMSIの「PR-210」 |
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