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時事ニュースを読み解く “津田大介に聞け!!” ― 第21回

JASRACが2年ぶりに増収、そのワケ

2008年06月04日 11時00分更新

文● トレンド編集部、語り●津田大介(ジャーナリスト)

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津田さん
津田大介氏

 社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は14日、2007年度における音楽著作権使用料の徴収額を発表した。金額は1156億7055万6764円で、前年比104.1%と2年ぶりに微増となった(徴収額を含むPDFファイル)。

 JASRACと言えば、ネットの一部には「訴訟も辞さない、厳しい使用料の取り立てを行なう団体」というイメージを持っている人もいる。なぜ、今年になって徴収額が増えたのか、そして本当にJASRACの取り立ては厳しいのか。ジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。

使用料の内訳 2007年度にJASRACが徴収した、音楽著作権使用料の内訳。JASRACの資料より引用


CDは落ち込む中で増収


── ここ数年、音楽業界と著作権使用料はどんな状況にありましたか?

津田 よく言われるように音楽CDの売り上げは、1998年をピークにして下がってきています。一方で、使用料の徴収額は、90年代の終わりから伸びてきている。

 その理由は、ほかの使用料収入が増えたからです。1999年にiモードが登場し、着メロや着うたがCDの落ち込み分を補完してきました。その成長が2005年度まで続いて、使用料も1135億円まで増えましたが、そろそろ着メロや着うたが飽和状態になったのか2006年度に下がっています。

ここ7年における使用料の推移

── それが今年になって上がったのはなぜですか?

津田 大きな理由は、ケーブルテレビ事業者との裁判に勝訴して、裁判所の命令で徴収した使用料が上乗せされているからです(関連リンク)。

 ただし、その「水増し分」を除いても、徴収した使用料は増えています。CDが落ち込んでいる一方で、いろいろなメディアが伸びているからです。

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