前回は、資格のポートフォリオについて解説しました。第3回からは、数回に分け、年齢別の取るべき資格について詳細な説明をしていきたいと思います。今回は、20代の人たちが取得すべき資格についてです。社会人になってからの数年間、どんな資格に目標設定すればいいのか、それを今回は考えてみたいと思います。一方、30歳以上の人も、昔を振り返ってみてどうだったのかを確認してみて下さい。今と昔では、必要な知識の量も資格の種類も違うはずです。そのことについて学べば、現在の仕事にヒントになるでしょう。
“正しい”資格の活用方法
若い時期に資格を持つ意味は、周囲からの“信用”を得ることにあります。顧客や上司に「よく頑張っているね。将来が楽しみだ」と期待感を持たせることこそ、この時期の資格のまっとうな使い方でしょう。一方、いくら資格を持っていたとしても、天狗になって“自分は仕事ができる”と勘違いしてしまうと逆効果になるので注意しましょう。
では、このことを理解して、下記の図1で「20代のポートフォリオ」を確認してみて下さい。20代の時期に重要なのは基礎固めです。対象となる資格は各分野の基礎として位置づけられているものになります。合格するまでの道のりは長いのですが、時間をかけて真正面から取り組むことで、“地力”が付きます。その結果、この先に待っている上位資格への取り組みが、かなり楽になるはずです。
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