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資格取得でNoリスク・Highリターン 第5回

第5回 

無駄な努力はしないこと~20代まとめ~ 

2008年05月27日 17時00分更新

文● 三好康之

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資格取得でNoリスク・Highリターン

前回まで2回にわたって、20代で取るべき資格について説明してきました。今回は、20代の間に取得しておきたい資格の“取得計画”をどのように考えるか、つまり、この時期の“投資戦略”と、20代に得られる“リターン”を整理してみたいと思います。

20代は記憶定着のとき

 この時期に取得する資格は、これまで説明してきたとおり、あくまで上位資格を取得するためのマイルストーン=通過点と考えなければなりません。そこで大切なことは「20代でどれぐらい地盤固めできるか」という点でしょう。

 例えば、将来超高層ビルを建てようと考えているなら、“地盤のしっかりしたところ”に、“しっかりとした基礎工事”をしなければなりません。それは“知識”でも同じです。20代の目標は、30代になって超高層ビルが建てられるようにダイヤモンドのように固い地盤を作ることだと考えてください。この地盤固めのために取るべき勉強方針は「2度と忘れないために記憶を定着させる」ことだと著者は考えています。

 記憶定着の方法としてお勧めなのは、自分が一度覚えたものを忘れるのはいつなのか意識して復習する方法です。「勉強中に覚えた用語は(その後放っておくと)20日で忘れる……」など知っていれば、復習の効率化を図れるでしょう。

 けれども、記憶定着のために最も効率がいいのは結局のところ「毎日勉強を続ける」ことです。人は「覚える」と「忘れる」を繰り返しながら記憶の定着度を高めていきます。かつ睡眠によっても定着させるそうですので、毎日1時間でも続けることはとても大切なことなのです。

 留意点としては、ストレスにならない範囲内で勉強する(ストレスのかからない時間内で勉強する)ことです。つまり、気持ちに余裕を持つことも大切なことなのです。

(次ページに続く)

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