先週12日から販売の始ったCPU「Core 2 Extreme QX9775」にも対応するインテル純正のデュアルLGA 771対応マザーボード「D5400XS」の販売がT-ZONE.PC DIY SHOPで始まった。
「D5400XS」は「Core 2 Extreme QX9775」と組み合わせることで、「Skulltrail」こと「インテル デュアルソケット Extreme デスクトップ・プラットフォーム」が構成可能なハイエンドマザーボード。CPUに続き対応マザーが登場したことで、ついに「Skulltrail」環境の構築が可能となった。
主なスペックはE-ATXフォームファクタにチップセットが「Intel 5400」+「Intel 6321ESB」。注目の拡張スロットはPCI Express x16×4、PCI×2という構成で、CrossFireはもちろん、別途PCI Express x16ブリッジチップ「nForce 100」を搭載することで、インテル製チップ搭載のマザーでは初めてNVIDIA SLIを公式にサポートする。
その他、メモリスロットはDDR2 FB-DIMM×4(DDR2-800/667、16GBまで)。オンボードインターフェイスとして8chサウンドやギガビットイーサネット(Intel/82573L)、IEEE1394、Serial ATA II×6(RAID対応)、e-SATA×2、IDE×1などを搭載している。
T-ZONE.PC DIY SHOPでの価格は、7万3800円。CPU登場時にも触れたが、1個の価格が約18万円のCPUを2つに、7万円のマザーボード、メモリはDDR2 DIMMではなく高価なFB-DIMM(PC2-6400/5300)、NVIDIA SLI/CrossFireにしろハイエンドビデオカードを複数枚(最大で4枚だが)合わせて購入し、それに見合ったケースや電源まで用意するとなると、少なく見積もっても70万円はオーバーしそうだ。
高嶺の花を通り越して、遥か雲の上の存在と言ってもよさそうだが、そんなウルトラハイエンドマシンのデモだけでも見ることができそう。同店では来週末をめどに、「Core 2 Extreme QX9775」×2+「D5400XS」+DDR2 FB-DIMM 2GB×4(DDR2-800)+SSD+Radeon HD 3870×2枚での動作デモを行なうという(構成はあくまで予定)。ある意味“自作PCの究極モデル”のひとつ、ともいえそうなマシンを一目見ておいてもよいだろう。