MacBook Airには負けるが、それでも薄い!
ここでASCII.JP「アキバ」チームのK編集部員とM編集部員の二人が登場。
K お、いいじゃん!
M かっるー! 俺のT43よりぜんぜんいいよ! CPUは? 1.2GHzかー、1.8GHzはほしいかも。
K 発熱考えたらこんなもんじゃないですかね。お、キーボードライト付いてるんだ。伝統が守られてるね。これ飛行機の中とか暗いとこでも打てるんだよね。
M 滅多に使わないけどな(笑)。
K はは……。で、いくらだっけ? 35万!? EeePC7台ぶんか(笑)。
M 最近のノートとしては高いな。でもSSDならしょうがないかも。こだわるならBlu-ray Discドライブとかが選べてもいいと思うけど。
遠藤 うーん、でもまあ30万の価値はあると思うよ。少なくとも気になるノートであるのは確かでしょ。
伝統を守る姿勢には好感、しかし……
付加価値に対する考え方がほかのメーカーと違うというか、ある意味オールドファッションを守っているなという印象。一方にワンセグ視聴など機能の豊富さで勝負しているメーカーがあり、一方でEeePCのように5万円そこそこで買えるマシンも出てきている。そんな中で、ThinkPad X300をあえて買おうと思う人は「相当なこだわり感」を持って選ぶことになるのではないか。X300には、ThinkPadのDNAが色濃く出ていると感じるが、同時にそういうものを求める層がどのぐらいいるのかにも興味がある。
個人的にはスペックとは別の部分──例えば触れた際のフィーリングやThinkPadならではの質実剛健さ、合理精神といった部分には好感を持った。Windowsマシンをどれか1台買おうと考えた際には当然選択肢に上がってくるとは思うが、一方で、MacBook Airが出た際、拡張性の乏しさ(USBが1個しかない、光学ドライブがない)に不満を訴えた層が、果たして、このThinkPad X300を買えばそれで満足できるのだろうかというアイロニカルな視点で見てしまう面もある。例えば、X300の背面にあるゴテゴテとした凹凸にはエンジニアリングの粋を感じるが、こういったかたくなにThinkPadの思想を守り続ける姿勢には「変わらないこと」の良さと悪さの両方を感じるのだ。
(MacBook AirユーザーのN)