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SASオンボードで2万円台前半の「Phenom」対応マザーがMSIからデビュー!

2007年11月16日 22時52分更新

文● 増田

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 Gigabyteに続いて2メーカー目となるAMDの未発表チップセット「AMD 790FX」を搭載したSocket AM2対応マザーボード「K9A2 Platinum」がMSIから登場した。

「K9A2 Platinum」

AMDの未発表チップセット「AMD 790FX」を搭載したSocket AM2対応マザーボード「K9A2 Platinum」がMSIから登場

 外観上の特徴はNorth bridgeとSouth bridge、PWM周りをヒートパイプで接続する同社の冷却機構「CIRCU-PIPE」を採用している点。ただし従来の縦型「CIRCU-PIPE」と異なり、今回のモデルでは横型に変更。CPUクーラーなどと干渉する心配はより低下したと言える。

「CIRCU-PIPE」

North bridgeとSouth bridge、PWM周りをヒートパイプで接続する同社の冷却機構「CIRCU-PIPE」。従来の縦型と異なり、今回のモデルでは横型に変更されている

 一方、スペック上の特徴として挙げられるのが、SASことSerial Attached SCSIに対応するという点。サーバー/ワークステーション向けのマザーならいざ知らず、この手のミドルレンジ向けの製品としては珍しい機能だ。
 同マザーは、計6個のSerial ATAポートと2個のeSATAポートも搭載するが、このうちピンクのSerial ATA×2とeSATA×2をコントロール(ブルーのSerial ATA×4はSB600)するのがPROMISE製チップ「PDC42819」。ちなみに、このコントロールチップは、今月1日に発売されたPromise製のPCI Express x1インターフェイスに対応したSAS/Serial ATA対応のRAIDカード「FastTrak TX2650」「FastTrak TX4650」で採用されているものと同じだ。SAS対応HDDの販売価格は通常のSerial ATA対応HDDと比較すると高価であるのは言うまでもないが、回転数1万5000rpmクラスのHDDが使用可能となるのは、この製品を選ぶうえで大きなポイントとなりそうだ。

PROMISE製コントロールチップ「PDC42819」によりピンクのSerial ATA×2はSerial Attached SCSIに対応。さすがに数千円するケーブルは同梱されないが、回転数1万5000rpmクラスのHDDが使用可能となるのは、この製品を選ぶうえで大きなポイントとなりそう

 主なスペックは拡張スロットがPCI Express(2.0) x16×4(x16/x0/x16/x0でCross Fire対応、VGA4枚差しの場合は全てx8動作)、PCI Express x1×1、PCI×2、メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-1066/800/667、最大8GBまで)という構成。オンボードインターフェイスには、デュアルギガビットイーサネット(Realtek/RTL8111B×2)や8chサウンド(Realtek/ALC888)、IEEE1394(VIA/VT6308P)、Serial ATA II×6(RAID対応、SAS×2含む)、eSATA×2、IDE×1などを搭載する。
 価格および販売ショップは以下の通り。オンボードデバイスにSASまで載って2万円台前半とは非常に安価といえる。「Phenom」対応のマザーボードとしては、かなり有力な候補となりそうだ。

拡張スロットがPCI Express(2.0) x16×4(x16/x0/x16/x0でCross Fire対応、VGA4枚差しの場合は全てx8動作)、PCI Express x1×1、PCI×2。先日登場した「X38 Platinum」同様、今回も通常のものよりも長めのNative CrossFire用ブリッジコネクタが2本付属する

価格ショップ
「K9A2 Platinum」
¥22,800ZOA秋葉原本店
¥23,394USER’S SIDE本店
¥23,480アーク
¥24,700TSUKUMO eX.
ツクモパソコン本店II
¥24,780TWOTOP秋葉原本店

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