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著者インタビュー「キーパーソンのことば」 ― 第1回

日本語ブログは世界一!──浅井信雄に聞く「世界における日本の順位」

2007年11月13日 18時00分更新

文● 松本佳代子 語り●浅井信雄 写真●三井昌志

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【ランキングその2】IT投資マインド:最下位


IT投資マインド IT投資マインドのランキング。ガートナー社ITデマンド調査室発表。「総合得点」は各指標における順位で1位を+16、2位を+15、3位を+14として、以下16位までを採点して合計したもの。インドの100点は満点ではなく、指標順位に基づく採点の結果。オランダ、ベルギー、スペイン、ポルトガル、北欧4カ国はサンプル数の関係で一括。2007年5月。調査対象国21ヵ国
浅井さん

 日本でもつい先頃まで個人投資家やデイトレーダーがもてはやされていた時期もあるので、この低さにビックリだ。

 「日本は、ライブドアの堀江貴文氏の人気が出たときには危険な者を排除するように、すぐに規制しようとしましたよね。世界の動きからすると違和感があるけど、そんなこともあってITについては危ういから、儲かるといわれても大金を投じようという人がいないのでしょう」

 日本とは逆に、IT投資マインド高いのは「インド」「シンガポール」「スペイン」「マレーシア」「オーストラリア」「中国」など、経済発展中の国々だ。

 「ギャンブルの世界では中国人はものすごく有能で、大胆に勝つやり方をする。株式投資に関しては、資本主義を経験して日が浅いから、損をするかもしれないという危機感がないようですね。中国人で株で損をした人が、証券会社に文句を言いに行ったという、嘘のような本当の話もあります」

 浅井氏自身の投資についての教訓は、「専門家でも大損をすることがあるので、覚悟を決めて持っているお金の3分の1くらいに留めておく」ということだ。



【ランキングその3】失業率:23位


失業率 失業率のランキング。出展は、経済協力開発機構(OECD)の「OECD Factbook 2007 経済と環境、社会に関する統計資料」。2005年のデータになる。調査対象は、OECD加盟30ヵ国中、メキシコ、アイスランド、トルコ、スウェーデンを除く26ヵ国

 近年の日本国内の失業率の悪化は常に話題になっているので、調査した先進26ヵ国中23位という順位に意外性を感じる。日本より低いのは、失業率3.7%の韓国とニュージーランドだけ。報道を聞いていると、もっと悪いイメージもあるが。

 「日本の失業率は世界水準から見ると、実はすごく低い。ヨーロッパでは2桁の国もあるから暴動も起こる。日本は暴動にはならないでしょ。悲惨な例もゼロではないが、全体的にはまだゆとりがあるんじゃないかと思う」

 確かにニートや引きこもりをしてる人がいても、親のスネは十分に太いからかじれるということか。

 「中国では農村部と都市との収入格差がとにかく激しいから、地方は『爆発』してますよ。日本では格差があって不満のある人はいても、お金を稼げる隙間もあるし、世界の国々に比べて吸収できるような社会になっている」

 日本でもこのまま失業率が悪化し続けて、「親のスネ」がなくなったときに爆発することにならなければいいが……。


(次ページに続く)

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