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【インタビュー】 フランク・ヴァン・ヴィーネンダール氏

「SaaSのSMB市場は飛躍的に拡大していく」米セールスフォース プレジデント、日本市場を語る

2007年10月05日 22時43分更新

文● アスキービジネス編集部

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――多機能を実現しているソフトウェアは、ユーザーが使いこなすには難しいという面もあります。Salesforceはどのように対応しているのですか。

ヴィーネンダール氏  Salesforceは基本的なカスタマイズ機能が優れており、非常に使いやすいと思います。カレンダー機能で営業活動管理を行なうことや、部署内でのコラボレーションを推進するといった基本的な機能は高度な知識がなくても誰もが使用できるような設計になっているからです。
 しかし、ビジネス・ワークフローの導入やすでに導入されている他の業務系アプリケーションとの統合など、高度なカスタマイズを行なうのであれば、我々のパートナー企業や外部のコンサルタントなどの協力が必要になるかもしれません。もちろん、一般的な使い方なら、誰もが簡単にカスタマイズして、使うことができます。

――今後、どれくらいの市場を日本で獲得していきたいですか。

ヴィーネンダール氏 日本市場での数値は公開していませんが、マーケットを独占したいとは思っています。(笑)もちろん、どこの企業も市場100%を占有することはできないわけですが、ワールドワイドで見てもSaaS市場は急速に伸びており、企業が自社運用型IT投資の20%のをSaaSが獲得すれば凄いことになるでしょう。ガートナーの調べによると2011年には世界のSaaS市場は115億ドルになると予想されています。我々やネットスイートは非常に忙しくなるでしょうね。(笑)

米国セールスフォース・ドットコム ワールドワイド・コーポレートセールス&サービス担当プレジデント フランク・ヴァン・ヴィーネンダール氏

フランク・ヴァン・ヴィーネンダール(Frank van Veenendaal)


セールスフォース・ドットコム プレジデント(ワールドワイド・コーポレートセールス&サービス部門)。セールスフォース・ドットコムの営業、サービス、アライアンスを含む世界のコーポレートセールス部門を統括。中堅・中小企業分野におけるビジネスの拡大を担当しており、会長兼CEOのマーク・ベニオフ直属の執行委員会のメンバーでもある

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