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独立すれば、キラリと光る SEのための起業塾 第10回

第10回 SNS運営の起業家へ転身! 事例からみる起業成功法

2007年09月25日 15時06分更新

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会社の戦力を考える。 団塊ジュニアのマーケットをにらんだSNSを運営

 現在プラージュは団塊ジュニアのためのSNS「レモチュウ」を運営。サイト自体は、まだ収益を上げるところまではいっていないといいます。しかし、PR効果は大いにあるそう。SNS運営によって、自社の営業ツールとして活用し、またマーケティング・リサーチにもつなげているのです。

「SNSの構築ができますか、とか、当社もこういうのをやりたいんだけど、という依頼があります。今、会員は500人強。入会条件は30代の団塊ジュニアです。田舎に家を買いたいという人が多いので、最近、不動産関係の人と何か一緒にやりましょうという話をしています。あとはブライダル関係とか、育児関係。そういう話には、広告会社が興味を持っていますね」

 磯さんは、会社を立ち上げて丸6年が経過したと言います。現状をどう分析しているのでしょうか。

「本当は、『これやっといて』みたいな感じで社員に指示をして、今頃はプールで寝そべっていたかった(笑)。でも現実はまったく違いますね。社長は最終的に責任を取らなきゃいけない。早く自分がやらなくてもいいようにしたいんですが、性格的にダメですね。自分は職人タイプで、最終的には自分が見ないと気がすまない方なのです」

 自らを「職人」と評する磯さん。しかし、それは決して悪いことだけではありません。(起業家のタイプに関しては、第1回「起業とは何か」参照)営業は口コミ中心で、前の会社の知り合いや、一度仕事したところからのまた紹介で、と仕事が途切れることがないといいます。それは「職人の技術」に寄せる周囲の信頼が大きい結果といえるでしょう。

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