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IT業界動向を知ろう! ~転職天気予報~ 第8回

エンジニアになりたい! ネットワークエンジニアで未経験転職を成功させる

2007年05月24日 00時00分更新

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今がチャンス!
“運用管理”は、未経験転職の突破口

 そして今、この運用管理がネットワークエンジニアの中で、もっともニーズの高い職種となっています。数多くの企業が広くネットワークを構築している現在、そのネットワークの維持管理が大きな課題となっていて、大手SI企業やITコンサルファームが運用管理のアウトソーシングを行なっているケースも見られます。事実、アウトソーサーの中でも運用管理だけを請け負う企業が、多くの案件を獲得しているのが現状です。「運用管理に強い」というのは、アウトソーサーにとって強力なセールスポイントになっているのです。

 このような理由から、運用管理の求人数は増加しており、また転職者の間口がとても広く、IT関連職をまったく経験していない人でも採用に至ることがあります。実際に、小売店で働いていた人や外食産業の店長などが、運用管理としてネットワークエンジニアへの転職を果たした例もあるのです。

大注目の運用管理。その適性とは?

 運用管理のネットワークエンジニアに必要とされる、第一のスキルはコミュニケーション能力です。運用管理は顧客への対応が核となる仕事なので、面接では業界知識や資格以上にコミュニケーション能力が評価される確率が高いですね。ですから面接官の質問に対し、しどろもどろになったり曖昧な答えをしたりすることなく、聞かれたことに的確に答えられるように心がけて下さい。

 また、第二に求められる素養としては、課題に対して積極的に解決していく姿勢です。発生した問題を検査して、なぜ起きたのか、次にすべきことは何かなどを策定することが必要となります。目の前の仕事をルーチンで対応していくだけの人には向いていないかもしれません。

 そして、第三に求められるのが、次の“フェーズ”へとステップアップしようとする志です。

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