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週末見るコンテンツはコレ★ 第5回

【週末見るコンテンツはコレ★】

ジャッキー ドラゴン、そしてジャー! クンフー&ムエタイ!! アジアンアクション映画の歴史をおさらいしよう

2007年08月31日 23時40分更新

文● 大石太郎

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ジャッキーといえば、やっぱりこの声、この作品
『酔拳 日本語吹替収録版』

価格:3990円
8月29日発売(発売中)
http://www.sonypictures.jp/homevideo/catalog/catalogDetail_JPDVDSDL-33525.html
発売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

ジャッキーファンの皆さん、お待たせしました。

ついにというか、やっとというか、石丸博也氏による日本語吹替を収録した『酔拳』がリリース。少々残念なことに、オリジナルではなく新録なのだが、そんなのは大した問題じゃない。クンフー映画のエポックメイキングとなった名作を所有することが重要なのだ。

不世出の大天才、ブルース・リーの死後、急速に衰退しつつあったクンフー映画を再び第一線に押し上げたのが、ユエン・ウーピン&ジャッキー・チェンの黄金コンビ。

彼らが製作した“”シリーズは、これまでの黄金パターンであった復讐劇から脱却、主人公の成長、そして勝利という週刊少年ジャンプ的なスポ根パターンを編み出し、そこにコミカルな要素を加えるという新たな黄金パターンを作り上げ、第2次クンフーブームを巻き起こしたのだ。

後に『マトリックス』3部作、『キル・ビル』のクンフー・コレオグラファー(振付師)を勤めるユエン・ウーピンによるスピード感あふれる格闘シーン、親しみやすいキャラクターのジャッキー・チェン、この2人の奇跡の出会いがなければワイヤーアクションも生まれなかっただろうし、ハリウッド映画は今も大味なアクションから脱却できないでいたはずだ。

映画館で観た直撃世代も、TVで吹替版を観た後追い世代も持っておくべき、いや持っておかなければならない1枚。『ラッシュアワー3』も公開されることだし、もう一度若き日のジャッキーのキレのあるアクションを堪能してみてはどうだろう?

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