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週末見るコンテンツはコレ★ 第42回

嫌いな同僚も同志!「俺たちフィギュアスケーター」

2008年05月30日 13時46分更新

文● 大石太郎、イラスト●加藤 豊

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タイトルイラスト

タイプの違う2人が組めばインパクト抜群! 凸凹ペアが取引相手のハートをワシ掴みだ!

俺たちフィギュアスケーター



「俺たちフィギュアスケーター スペシャル・エディション」のパッケージ

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 最近はどうやら「おバカ」がブームらしい。「おバカな3人組」だの、「おバカなアイドル」だの、ちょっと足りない感じに親近感がわくのは分かる。頭に来るのは、人気者のおバカは美男美女ばかりだということ。

 「顔がいいのに」という大切な枕詞が抜け、バカの前に「お」のついた、フィルターのかかりまくった軟弱バカに用はない。ビジネスの世界をサバイブする我々に必要なのは、ただのおバカではない。バカを極める覚悟を持った才人たちが本気で取り組んだバカなのだ!

 そんな本気の馬鹿さ加減が、見ている人の脳髄までもを刺激する素敵な映画「俺たちフィギュアスケーター」を紹介したい。

 セクシー&ワイルドなチャズ・マイケル・マイケルズと、華麗な繊細なミー・マッケルロイ(童貞)。男子フィギュアスケートシングルスのトップを張る2人は犬猿の仲。表彰台で大喧嘩したことによりスケート界から追放されてしまう。ドン底の生活を送る2人は、前代未聞の「男子ペア」で復活を目指すのだが……。

 はっきり言って、全人類が観るべきコメディ映画の大傑作! いや、コメディの枠を超え、バディ(相棒)映画としても、青春映画としても、スポーツ映画としても……しつこくてスイマセン。

 とにかく、本作を単なるバカ映画と侮るなかれ! コメディを軸に、あらゆる要素をまんべんなく詰め込み、しかもそれらは高次元で融合した奇跡の大傑作なのだ。

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