デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)(DAC)と同社子会社の(株)スパイスボックスは29日、米リンデン・ラボ(Linden Lab)社の3D仮想体験サービス“Second Life”内に開発中の日本語都市“Japan Islands”(関連記事)に、(株)三越が出店することになったと発表した。7月19日午前10時にオープンする。
Second Life内の三越は、店名を“三越セカンドライフ店”とし、広さは約1万m2で、24時間オープンする。店内は“歴史ゾーン”と“未来ゾーン”の2部構成になっている。歴史ゾーンでは、三越の前身である“越後屋呉服店”の座売りをイメージした建物の中で、アバター(プレイヤー)が身につけられるオブジェクトとして“越後屋印の陣笠”“扇子”“はっぴ”などを無料で配布する。また、越後屋の番頭ロボットが出迎えるなどの仕掛けも用意されている。
もうひとつの未来ゾーンでは、“未来の三越”をイメージした外観の建物が空中に浮遊しており、三越オンラインショッピングサイトへの誘導看板を設置して、リアル世界での購入に導くほか、現実世界の日本橋三越本店が実施している各種サービス(カルチャーサロン、トラベルサロン、三越劇場など)を紹介するウェブサイトへのリンクを設置するという。なお、7月19日時点では歴史ゾーンが先行オープンし、未来ゾーンは順次提供開始される予定。