トランスコスモス(株)は26日、同社が20日に発表した米リンデン・ラボ(Linden Lab)社の3D仮想世界体験サービス“Second Life”(セカンドライフ)におけるアバター派遣サービスの追加サービスとして、パソコン・情報家電・デジタルカメラなどのテクニカルサポートサービスの提供を本日開始したと発表した。
今回発表されたサービスでは、まずトランスコスモスが顧客企業向けにアバターと、商品の3D画像を制作。そして、トランスコスモスがアバターを操作して、顧客企業のユーザーに対して、Second Life内でその3D画像を使ってテクニカルサポートを行なう。同社では電話だけでサポートを行なうのに対し、商品の3D画像を同時に使用するため、より分かりやすいサポートが行なえるとしている。
このサービスでは前提としてSecond Life内に商品の3D画像を用意する必要があるため、同社ではまず特定商品のキャンペーンなどでのサービス利用を見込んでいるという。また、同サービスはトランスコスモスのほかのSecond Life参入支援サービスを利用する企業向けに提供するとしており、同サービス単体での提供は行なっていないとのこと。
なお、同サービスの参考価格はアバター1体制作につき50万円(税別、以下同)、3D画像の制作が1点につき100万円、実際にサポートを行なう費用がアバター1体につき1時間で3500円。ただし同社ではそのほかのサービスの利用状況や、制作するアバター/3D画像の点数などを考慮して個別見積もりを実施するとしている。