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Linuxを携帯できるメディアプレイヤー「wizpy」の販売がスタート!

2007年03月08日 21時51分更新

文● 増田

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 ポータブルメディアプレーヤー機能と“携帯OS機能”をあわせ持つというターボリナックス製のユニークな小型端末「wizpy」の店頭販売が今日からスタートした。ラインナップはメモリ2GBモデル(ホワイトのみ)と4GBモデルの2種類となっている。

ポータブルメディアプレーヤー機能と“携帯OS機能”をあわせ持つというターボリナックス製のユニークな小型端末「wizpy」。ラインナップはメモリ2GBモデル(ホワイトのみ)と4GBモデルの2種類となっている

 wizpyは単体ではMP3やMPEG-4の視聴が可能なポータブルメディアプレーヤーとして機能するが、USBブートが可能なPCと接続すると、wizpy内にあらかじめ内蔵するLinux(Turbolinux FUJI)が起動して、どのPCでも自分の環境やデータが扱えるというもの。サイズ42(W)×84(D)×11mm(H)の本体には2GBもしくは4GBのフラッシュメモリーを内蔵。OSやアプリケーション用領域として1GBがあらかじめ確保されているほか、残りの領域はWindowsからも見えるストレージ領域として残されている。なお、USBブートができないPCでも、起動用8cmCD-ROMが製品に付属しているので安心だ。

特徴

USBブートが可能なPCと接続すると、wizpy内にあらかじめ内蔵するLinuxが起動して、どのPCでも自分の環境やデータが扱える

動作スペック

PCの動作スペックは低い。Vistaに比べればずっと低スペックのPCでも動作可能だ

 本体にはTurbolinux FUJIのほかに、ウェブブラウザーとして“Firefox”、メールクライアント“Thunderbird”、IP電話ソフト“Skype”、オフィススイート製品“OpenOffice”(4GB版のみ)などがプレインストール済み。作成したデータの保存はwizpy内に行ない、Linuxが実際に稼働している“ホストPC”側のHDDは読み込みも書き込みもできないようになっている。作成データもwizpyと共に持ち歩けるほか、間借りしているホストPC側のセキュリティー上の問題も防げるとしている。
 なお同社ではwizpyユーザー向けのオンラインサービス“wizpy Club”を開設。OSアップデートや“プラグイン”としてのアプリケーション配信、500MBのネットワークストレージサービスなどが用意されるほか、wizpyユーザー同士のコミュニケーション促進を目指したSNS“wizpyコミュニケーション”も展開する。利用料は、初年度は製品価格に含まれるため無料。次年度以降は有料(年間4800円程度を想定)となるようだ。今日から店頭での取り扱いを始めたのはアーク。価格は2GBモデル(ホワイトのみ)が2万9800円、4GBモデル(ホワイト/ブラック)が3万3800円となっている。

Turbolinux FUJIのほかに、ウェブブラウザーとして“Firefox”、メールクライアント“Thunderbird”、IP電話ソフト“Skype”、オフィススイート製品“OpenOffice”(4GB版のみ)などがプレインストール済み

【取材協力】

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