このページの本文へ

Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2、9月11日発売

ミラクル、共同開発のサーバLinuxをバージョンアップ

2009年09月08日 07時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 9月7日、ミラクル・リナックスはサーバ用Linuxディストリビューション「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」を9月11日より提供開始すると発表した。

 Asianuxは、同社に加え、中国のレッドフラッグ、韓国のハーンソフト、ベトナムのベトソフトウェアが共同で開発し、各国で販売するソフトウェア。2007年9月に日本、中国、韓国などで販売を開始した「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」の後継となるOSで、インテルのXeon 5500番台/Core i7に正式対応。加えて、AMDのクアッドコアOpteron(コードネームShanghai)、東芝のRAIDコントローラT380/340/ER340C/ER341Cなど、対応ハードウェアが拡充された。

デスクトップにはスタートメニューを搭載。スタートメニューからでもコントロールパネルからでも同一の操作・設定を行なえるという

 また、同梱されるオープンソースの統合監視ソフトウェア「ZABBIX」もバージョン1.4.6から1.6.4にバージョンアップした。これにより、パフォーマンスが大幅な改善されたほか、IPv6やIPMI(Intelligent Platform Management Interface)のサポート、ODBC(Open DataBase Connectivity)を利用したデータベース監視機能などが追加された。

 カーネルのバージョンは2.6.18で、x86版(32ビット)とx64版(64ビット)を同梱する。x86版は最大32プロセッサ、64GBメモリに対応。x64版では、実績値で64プロセッサ/256GBメモリ、理論値で255プロセッサ/1TBメモリに対応する(サポートは実績値まで)。

 価格(税込)は、CPUソケット数と仮想イメージ数がそれぞれ1つの小規模向けの「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 On」が3万7800円。CPUソケット数と仮想イメージ数が無制限の中・大規模システム向けの「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5」が6万300円など。

■関連サイト

カテゴリートップへ