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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典第110回

人気格安SIM楽天モバイルとIIJmioが取り扱い開始したEssential Phoneというスマホの秘密

2018年10月03日 12時00分更新

文● 山根康宏

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 世界のスマートフォンの事実上の標準OSともいえるAndroid。そのAndroid OSを作り上げたAndy Rubin氏が立ち上げた企業がEssential Productsです。2017年にスマートフォンを市場に投入すると、既存のスマートフォンにはない特徴に多くの注目が集まりました。スマートフォンメーカーとしてはまだ生まれたばかりのEssentialの動きを見てみましょう。

スマートフォンをシンプルに!ハイスペックなPure Android

 Android OSの歴史は2003年にAndy Rubin氏らが立ち上げたAndroid社からスタートしました。2005年にはグーグルに買収され、Rubin氏はAndroid OSの責任者に。そこからRubin氏は「Androidの父」と呼ばれるようになります。そしてRubin氏は2014年にグーグルを退社すると、2015年に新たにEssential Products(Essential)を創立しました。

 Rubin氏がEssentialを立ち上げた理由は、IT製品の進化が人間の使いやすいツールになるのではなく、機能ばかりを搭載するテクノロジーの塊になってしまっていることに不満を持っていたからだといいます。しかもその現状を生み出した一因がAndroidを立ち上げた自分にもあると批判されているとのこと。そこで自ら、人間の生活をシンプルで便利にするハードウェアを提供する企業としてEssentialを立ち上げたのです。

 2017年5月30日に発表されたスマートフォン「Essential Phone PH-1」はAndroidの父が作り上げた端末として想像の上を行くスペックや機能が搭載されていました。5.71型2560x1312ドットのディスプレーは本体上部中央にカメラを内蔵し、いわゆるノッチスタイルで出てきました。ベゼル幅は薄く極限まで広げられたディスプレーは無限の可能性を感じさせるものでもありました。本体の質感もかなり上質です。

Androidの父が作ったPH-1

 CPUはSnapdragon 835、メモリ4GB、ストレージ128GBとスペックも高く、カメラは1300万画素カラー+モノクロの組み合わせ。バッテリー容量は3040mAh。またOSはピュアAndroidそのもので、グーグル標準のアプリ以外はプリインストールされていません。

 しかしEssential Phoneには本体にさらなる秘密があります。

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