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「ライブ配信メディア完全解剖 〜過去と今、そして未来へ〜」第40回

亀田興毅氏AbemaTV特番で本当に評価されるべきはYouTubeではないのか

2017年05月11日 17時00分更新

文● ノダタケオ(Twitter:@noda

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 5月7日(日)に放送したインターネットテレビ局AbemaTVの開局一周年記念スペシャル企画「亀田興毅に勝ったら1000万!」がサーバーをダウンさせたほどの驚異的なヒット企画だったとして話題になりました。

 この日の20時頃から21時頃まで、アクセス過多によってAbemaTV全体のサーバー障害が発生。一部番組が視聴できないトラブルが起きました。「亀田興毅に勝ったら1000万!」を見ていた視聴者は、復旧の目処がつくまでの対応としてアナウンスされた同時配信中のAbemaTV公式のYouTubeチャンネルへ流れていきます。トラブル発生直後の20時16分頃のYouTubeチャンネルの同時接続視聴数は約28万。

 さらには、試合開始早々に(対戦する挑戦者でなく)AbemaTVをノックアウトなどとTwitterトレンドで掲載されて大きな話題になったことから、AbemaTVがノックダウンしている間のYouTubeチャンネルはピーク時(20時52分頃)で同時接続視聴数が71万超えという事態へ発展します。

 これを受け、ネット上ではこのトピックがAbemaTVの歴史的な一歩として話題にもなりました。

 近年、AbemaTVはインターネットテレビ局としてその認知度が大きく上がっていますし、今回のスペシャル企画は多くの関心と注目を集めたコンテンツだったかもしれません。

 しかし、サーバー障害を引き合いにだし、サーバーをダウンさせるほどの「驚異的な視聴数を叩き出した特番」と結論づけることに違和感があります。本当に凄かったのは「AbemaTVの認知度とコンテンツ力」のほうではなく「予期せぬ大量のトラフィックをさばいたYouTubeのインフラ力」だったのではないでしょうか。

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