macOSでも3000MB/秒台を発揮
まずはmacOS Sonoma 14.4.1を導入したM1 MacBook Air(2020)での結果を確認していこう。「AmorphousDiskMark 4.0.1」は、いずれのモデルもライトが1000MB/秒前後にまで落ち込むが、リードは3400MB/秒台となかなか優秀だ。「Blackmagic Disk Speed Test」の結果も、PCIe4.0×4対応の3モデルはリード2900MB/秒、ライト3000MB/秒のパフォーマンスを記録している。
続いてmacOS Ventura 13.6.6のM2 Pro Mac mini(2023)で、両ベンチマークを実行すると、「AmorphousDiskMark 4.0.1」のライトパフォーマンスは、しっかりと伸び、PCIe4.0×4モデルは3000MB/秒台を記録した。「Blackmagic Disk Speed Test」でも安定したリード・ライトパフォーマンスを発揮したので、不安なく使えるだろう。
macOSの起動ストレージにも問題なし!
macOSの魅力のひとつが、USBでのOSブートだろう。ストレージ容量が少ないモデルも、USB4/Thunderbolt外付けストレージを使えば、高速、大容量を実現できる。ちなみに、新たなmacOSが登場した際に愛用アプリの動作を確認するときも、かなり便利なのだ。
「WD_BLACK SN850 NVMe 2TB」を「AOK-M2NVME-USB4」に取り付け。M1 MacBook Air(2020)に接続し、USBメモリーに作成したmacOS Venturaインストーラーから起動してインストールを試みた。結果はまったく問題なしで、スムーズにインストール、macOS Venturaが起動した。
USB4エンクロージャーの第1候補だ
Macほどではないが、最近ではBTOノートPCなどに搭載されていることが増え、普及が進んでいるUSB4ポート。両面実装のNVMe SSDが干渉してしまったUSB 3.2 Gen2×2ポートで性能を発揮しなかったというマイナス面はあったものの、Windows、Mac環境で3000MB/秒台のパフォーマンスを安定して発揮したうえ、1万円台前半という価格面、アルミボディを使った冷却機構と、「AOK-M2NVME-USB4」のコスパは優秀と言える。USB4を使った高速なポータブルストレージが欲しかった人は、自作してみよう。
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